体の右側でボールをとらえようとしすぎている
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ティーショットがいくら上手くいっても、その後にフェアウェイウッドやユーティリティでミスしてしまっては意味がありません。週刊ゴルフダイジェスト9/29・10/6合併号の「ゴルフジム」で読者の方が、ちょうどそんなお悩みを相談されておりました。どうやら右サイドでボールをとらえようとしすぎていることが原因だそうです。一体どういうことなのでしょうか。

読者の悩みをプロがマンツーマンで解決する企画「GOLF GYM」は週刊ゴルフダイジェストで連載中
この記事で悩みを相談されている方は、フェアウェイウッドやユーティリティでダフってしまうことが多いとのこと。同じような悩みの人も多いんじゃないでしょうか。指導をしてくれている加藤颯プロによると、体の右側でボールをとらえようとしすぎているのが原因ということです。胸を右に向けたままリリースすると、最下点がボールの手前になるのでダフリやすいんですね。これは僕も思い当たります。ボールをつかまえたいという気持ちが強くて、どうしても右サイドで振ってしまうんですよね。

体の右側でボールをとらえようとしすぎると、最下点がボールの手前になるのでダフリやすい
このダフリを解消するためには、少し早く胸の向きを変えて、胸が正面に向いた状態でリリースできると正確にコンタクトできるようになるということです。ポイントは腕とクラブはトップの位置から動かさず、あくまで胸だけを先に開くこと。そうすることで上体が突っ込んでしまうことが防げて、ダウンスウィングがスムーズになるということです。
その感覚を覚えるためのドリルが載っていたのでやってみました。まずトップの形を作り、できるだけ手を下げずに胸だけを回します。そこからまたトップの形に戻し、また手を残したまま胸を回すという動きを何度か繰り返し、最後に胸を回した流れでボールを打つんです。こうすることで、胸だけ先に開いてボールを打つという感覚がわかるんですね。

トップの形からできるだけ手を下げずに胸だけを回す。この動きを何度かやってから最後に胸を回した流れでボールを打つ
やってみましたが、確かにこれは手とクラブをトップの位置から動かさず、先に胸を回すという動きが理解しやすいですね。胸の正面でインパクトするという感覚がよくわかります。これは練習だけじゃなく、ラウンド中にルーティンに取り入れてもいいのかもと思いました。
もうひとつ、右手1本でクラブを持ち、左手を胸に当てて切り返し動作を繰り返し行うドリルも紹介されていました。これは胸の向きの変化を意識しやすくなるので、切り返しの際に上体をどう動かせばいいのかがわかるということです。

右手一本でクラブを持ち、左手を胸に当てて切り返しの動作を繰り返すと、胸の向きの変化を意識しやすくなる
やってみましたが、これは胸の向きをとても意識しやすいです。左手を胸に当てることによって、胸の開き具合が本当によくわかりますね。手とクラブをなるべく動かさず、胸だけを回すという動きがわかりやすい。どのくらい回せば胸が正面を向くのかがよくわかります。
最後のドリルは右足を引き、体重のほとんどを左足にかけた状態でボールを打つというもの。ダウンスウィングで左足を軸に回転する感覚がつかめるそうです。左足に回転軸があれば、右サイドでボールをさばく感覚でもダフリにくくなるということです。

右足を引き体重のほとんどを左足にかけた状態でボールを打つ。この形だと右サイドでボールをさばく感覚でもダフリにくくなる
やってみましたが、これはかなりいいですね。左軸で回転して、少し手を残してからボールを打つようにすると、きれいにインパクトできるし、しっかりとボールがつかまる感じがします。胸は正面を向きながらも、少し右サイドでさばくということができます。この感覚はとてもいいですね。
これらのドリルをやってみてから普通にフェアウェイウッドでボールを打ってみました。手とクラブをトップの位置に置いたまま胸が回り、インパクトでは胸が正面を向いて厚い当たりが出るようになりました。ダフることもなく、クリーンにインパクトしやすくなりました。これらのドリルをやることは、右サイドで振る意識が強すぎる人だけでなく、上体が開きすぎてミスしている人にもいいんじゃないかと思いました。ボールを上げようとしすぎて、逆にダフってしまう人もぜひ試してみてください。


