44歳の内藤寛太郎が国内男子ツアーのANAオープンで大会レコードをマークして優勝。2003年のツアーデビュー(アマ時代を含む)から苦節22年339日、遅咲きの苦労人が遂にトロフィを掲げた。
画像: 福島県郡山市出身。2006年にプロ転向し、2008年に下部ツアーの静ヒルズトミーカップで優勝

福島県郡山市出身。2006年にプロ転向し、2008年に下部ツアーの静ヒルズトミーカップで優勝

追われる立場の最終日は初の最終組。3打リードで迎えた展開にプレッシャーがかからないはずがない。しかし前半からバーディを量産すると終盤3連続バーディで6アンダー「66」。ジャンボ尾崎らが持つ大会レコードを5打縮める圧巻の勝利を飾った。仲間たちに盛大に祝福され涙したのは、これまでゴルフに真摯に向き合ってきた努力が報われた瞬間だったから。

ところで内藤の44歳123日の優勝は史上5番目の年長記録だが、海外の年長優勝にはどんな記録があるのか?

PGAツアーの最年長初優勝記録は1962年。ケイジャンクラシックをジョン・バーナムが制覇したとき彼はすでに50歳オーバーの51歳36日だった。この最年長初V記録はいまだ破られていない。

ツアー制度が施行された1968年以降の最年長初V記録を保持しているのはエド・ドーハーティで、1995年のディポジットギャランティゴルフクラシックを47歳261日で制している。直近では15年のプエルトリコオープンで44歳97日のアレックス・チェイカが初制覇している。

DPワールドツアーでは5年前のブリティッシュ・マスターズで48歳101日のリチャード・ブランドが勝ったのがツアーレコード。

米女子ツアーではウルグアイ出身のフェイ・クロッカーが1955年のサービンオープンを40歳200日で制覇したのが最年長初V記録。また1960年のタイトルホルダー選手権でも45歳225日で優勝し、女子メジャーの最年長Vも達成した。この記録は現在に至るまで破られていない。

彼女は例外だが欧米男子の記録保持者はいずれも1勝目が最初で最後のVだ。福島県人として初のツアー優勝を飾った内藤には複数回勝利を期待したい。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号「バック9」より


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