左股関節中心で回転することが重要
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕の長年の悩みはカットスライス。どうしてもクラブが外から下りてきてこすりスライスが出ちゃうんですよね。週刊ゴルフダイジェスト10/13号の「ゴルフジム」という連載で「こすった感じのスライスが出ます」というお悩み相談が載っていました。まさに僕の悩みとドンピシャです。一体何を意識すれば直るのでしょうか。早速記事の内容を試してみました。

読者の悩みをプロがマンツーマンで解決する企画「GOLF GYM」は週刊ゴルフダイジェストで連載中
この記事でのお悩みは「こすったスライス」。僕も含めて、同じような悩みの人は多いんじゃないでしょうか。このお悩みに回答してくれている上野雄太プロによると、その原因は「開き」にあるということです。
ゴルフのスウィングはそもそも回転運動なのに、「回転」と「開き」はどう違うのでしょうか? それはダウンスウィングでどこが軸になっているかで決まるそうです。軸が右股関節あたりに残っていると体が開いて当たるということなんですね。しかし左股関節あたりに軸があると同じ回転運動でも開かずに当てられるんです。つまり多くのこすりスライスに悩んでいる人は右股関節あたりの軸でボールを打っているということなんですね。確かに僕もフィニッシュでは体重が右に残るので、右股関節あたりを軸にしてボールを打ってしまっているようです。

軸が右股関節あたりに残っていると、体が開いてしまいこすったスライスになってしまう
まず左股関節中心に回転するためには、アドレスで骨盤を前傾させて、股関節を使えるようにしておくことが大事です。その上で、切り返しの時にしっかりと左足を踏み込み、左股関節を中心とした回転ができると、左腰が引ける動きにならず、体が開かなくなるということです。

(左)右股関節中心に回ると体重が右に残りこすってしまう。(右)しっかりと左足を踏み込み左股関節を中心に回転すると体は開かなくなる
「体の真正面」の少し前にフェースがスクエアになるイメージを持つ
もうひとつ、フェースにボールが当たる瞬間にフェース自体がしっかりローテーションしていないと、当たり負けを起こしフェースが開いてしまうということです。右股関節中心の回転だと、ヘッドが右肩より遅れてくる形になるため、適切にフェースをローテーションさせることができないということなんです。

(左)右股関節中心の回転だとヘッドが遅れて適切なフェースローテーションができない。(右)右足前あたりでスクエアになるようにフェースを返す
フェースをしっかりローテーションさせる感覚を知るためには、真っすぐ立ち、胸の高さで水平素振りをするのがいいようです。体の正面でフェースがスクエアに戻るような感覚で振るのですが、実際のスウィングではヘッドが右肩の前を通過したあたりでスクエアになるくらい、やや早めにフェースを返すとボールがつかまりやすくなるそうです。

真っすぐ立ち、胸の高さで水平素振りをする。体の正面でフェースがスクエアに戻るためにはやや早めにフェースを返す感じが良い
やってみましたが、確かに水平素振りだとフェースローテーションの動きがわかりやすいですね。ヘッドが体の真正面に来る前にフェースを返すくらいの意識でちょうどインパクトの時にスクエアになるような感覚です。実際にボールを打つときには右足前くらいでスクエアにするくらいの感覚がちょうどいいようです。
実際にやってみると……
これらを踏まえてドライバーショットをやってみました。切り返しからしっかりと左足を踏み込んで、左股関節中心に回るイメージです。左に踏み込むことで体の右側にスペースができるので、手を下ろしてきやすくなりますね。クラブがアウトサイドから下りにくくなる感じがします。
そしてそこからフェースをターンさせていくわけですが、これが結構怖いんですよ。元々アウトサイドイン軌道なもので、フェースをターンさせるとめちゃくちゃ左に飛ぶ感じがするのです。なので、左股関節中心で回るということとフェースターンはセットでやらないとダメだなと思いました。
何発か打っていると、だんだん左股関節中心で回るという感覚はわかってきましたが、フェースをターンさせるタイミングというのがなかなか難しいです。ヘッドが右足前あたりの時にスクエアになるようにターンさせているのですが、なかなかうまくタイミングが合いません。これはやはり少し練習が必要だな~と感じました。
左に踏み込むという動きも上体ごと突っ込んでしまうと、これまたクラブがアウトサイドから下りやすくなってしまうので、そこも注意が必要ですね。しかし下半身がしっかりと左に踏み込めると、左股関節中心に回れるようになるので、フィニッシュも今までのように後ろ体重にならず、ビシッと決まるようになります。これでフェースターンのタイミングさえ合えば、こすりスライスが出ないのはもちろん、飛距離も伸びそうな気がしますね。こすりスライスに悩んでいる方、フィニッシュで右体重になってしまうような方は、一度試してみてはいかがでしょうか。


