
「いい時は“パッティング”の調子がいいんです!(みやび)」。写真のような一打を減らすべく、MCみやびが菊池さんからパッティングの“スゴ技”を学びます!
【パッティングの極意①】カップは見ない!? 確率が劇的に上がる「30cm先」の魔法

「グリーン全体の傾きを見ることも大事」と菊池さん。パットが決まるか、それはグリーンに到着する前から決まっているかも⁉
私のスコアがいい時って、よくよく考えたらパットが入っているときなんですよね。でも、実際はパットのどういうところがよかったとか、手応えという実感が無いのが本音で、結果的に入っていただけという感じ。本当に上手い人はどういう考え方とか理論を持っているのか知りたい! そこで菊池さんに基礎的なことから聞いてみました。

どんな強さで打つと、どこからどのように曲がるのか。鮮明なイメージを描けるかが鍵になる
「まずグリーンに上がったら、ボール位置からカップまで歩きます。そうすることで上っているか、下っているかが明確になります。その後に、なんとなく想定したラインを跨いでみることで左右の高さの確認をして、最後は目で見て再確認しています。おおまかな傾斜が掴めたら、最初に強さを決めますね。『この強さだったらどういうふうに曲がるのか』を自分のなかでイメージして、そのイメージで素振りをします。これが最初に必ず行うルーティンです」(菊池さん・以下同)
最初に決めるのは、「強さ」なんですね。なんとなく「スライスかな」「フックかな」って見極めてやっていましたけど、強さと曲がり幅のイメージを描くってなかなか難しいんですよね。だからなのか、確認したらカップを遠目に見て打ち出すことが多い気がします。

みやびさんはロングパットでも「カップの手前」を見て打ち出していたが、それだとアドレスがブレてしまう危険がある。「ボールの30センチ手前」に目印を作ろう
「強さとラインを決めたら、あとはそこにちゃんと打ち出すことが大事です。僕の場合はボールの先30センチくらいのところに目印を見つけて、そこに打ち出すことだけを考えています。みやびさんはカップ周りを見ているようでしたが、それだとラインの確認をするときに頭を起こして見なければならない。アドレスが狂う要因になるので、アドレスした状態で視界に入る場所に目印を見つけるのがいいと思いますよ」
なるほど! 顔を上げないと見えないなぁって思っていたんです。そんなこと誰も教えてくれないんですよ!! 確かに手前のほうが見やすいし集中しやすいかも。
【パッティングの極意②】目より足を信じよ! キャディ不要の「足裏センサー」発動術

菊池さんの“足裏の感覚”を習得したいみやびさんですが……
菊池さんはラインを跨いでスライスかフックの傾斜を確認していましたよね。実際コースでキャディさんがいない時は自分で読まなくちゃいけないですけど、どっちに曲がるかわからないことがよくあるんですよね。そのあたりの極意を菊池さんには聞きたくて。
「知らないコースはキャディさんがいないとグリーンを読むのは難しいですよね。最近はエイムポイントをやっているプロも多いですけど、あれも習得するのに技術というか鍛錬が必要だと言われています。だから僕の場合は足裏で感じるのがいいのかなと思ってやっていますよ」

「全然わからないっ!」と大苦戦
足裏? って言われてもピンと来なかったんですけど、確かプロゴルファーの方って、ラインを跨いで、目をつぶってラインを読んでいますよね。エイムポイントってあれのことですよね。私にはどう頑張ってもスライスにしか見えないのに、みんなはフックって言う時があって、この現象って何? って思いましたけど、エイムポイントをマスターしたほうがいいのかな?
「もちろんいいことだと思いますけど、習得が難しいので、僕は足裏の感覚を頼りにしていますね。その分、シューズにもこだわっていて、ソールの薄いものが好み。今はECCOのシューズを履いています。ちょっと金額は高めですけど、色々履き比べてみた結果、ECCOがベストでした」
エイムポイント とは?
AimPoint(エイムポイント)はグリーンの傾斜やラインを科学的に読むために確立されたメソッドで、マーク・スウィーニー氏によって開発された。世界中で多くのプロが取り入れているメソッドで、簡単に言うと足裏で傾斜を読んで、指を使って打ち出し方向を決める。見た目の感覚などではなく理論に基づいてラインを導き出す。
【パッティングの極意③】どうしても傾斜が読めない!そんなとき日常の「歩き」がヒント

みやびさんのように傾斜を読むのが苦手な人は、「足裏」ではなく「足の運び方」に頼ってみるといいかも
菊池さんにパッティングのラインを読む時の極意は? ってずばり聞いたら「ボールの気持ちになって(笑)!」って言うんです。それってどういうこと⁉
「自分で歩いてみて『ちょっと上っているな』『あ!ここから下りだしたな』『ここらへんでこっちに傾いているな』とかを感じています。日常で歩いている時を思い出してみるといいかも。下りのときって自然と足が前に出ていくじゃないですか。逆に上りの時は足が重い感じがする。そんな感じですね。上り坂と下り坂を感じるようなイメージです。感覚をつかむために、まずは強い傾斜で傾きを感じてみるのもお勧めですよ」
菊池さんに足裏の感覚を使うやり方は教えてもらいましたが、まだしっくりこない。まあ、これも経験が必要なのかもしれませんが、なかなか難しかったです。でも足の運び方を意識する方法なら、歩行の延長だからなんとなくわかる感じがありました。なにせパッティングはスコアにつながる大事な一打。もっと感覚を研ぎ澄ませるように頑張りたいと思います!
撮影/大澤進二
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