残り120ヤードくらいなら、傾斜地からでもきっちりグリーンに乗せたいし、あわよくばピンに絡めたい! でも意外と大きく曲げたりダフったり大ミスが出てしまうのも傾斜地からのショートアイアンの怖いところ。 週刊ゴルフダイジェスト10月20日号では4つの代表的な傾斜地から確実にグリーンオンさせる術を改めて見直す方法を伝授している!「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部をご紹介しよう。
画像: 左足上がりでの引っかけは振り切りすぎが原因! 傾斜なりに“ハーフスウィング”が大正解【傾斜地攻略のコツ】

解説/大内智文
おおうちともふみ。 1996年生まれ。 岐阜県出身。 中部学院大学を経て2018年にツアープレーヤー転向。 今シーズンのACNツアーの開幕戦を制してプロ初優勝を飾っている。 レイクグリーンゴルフ倶楽部所属

【左足上がり】
つかまる要素がいつもより多くなる

GD まず左足上がり傾斜からの注意点を教えてください。

大内 ショートアイアンは基本的にロフトが大きくつかまりやすいクラブです。加えて、左足上がりはロフトがさらに寝て大きくなるので、つかまりもさらに大きくなりやすく左へのミスが出やすくなります。

GD なるほど。どのように対策を取ればいいですか。

大内 まずは大振りしないこと。振り幅はハーフショットで、それに伴って1番手クラブを大きくします。左足上がりは元々ボールが上がりやすいのでハーフショットでもボールの高さを心配する必要はありません。さらにハーフショットでればフェースが返りにくくなって、引っかかりのミスを防ぎやすくなります 。

GD 基本的には傾斜なりに振る感じでいいんですか。

大内 そうです。 傾斜に逆らって構えて上から打つと打点が1点になってしまうのでミスになりやすい。また、インパクトの強弱に頼ることになるので距離感が出にくくなります。

GD ボール位置はどうすればいいですか。右寄りにはしないんですね?

大内 傾斜なりに振るので、真ん中もしくは気持ち左足寄りにします。

Point 1
体の正面からクラブが外れないように

フェース面を返さないように振るポイントは常に体の正面にクラブがある状態をキープさせること。フルショットすると傾斜に体が持っていかれやすく、フェースが返る要素が多いので引っかけのミスになりやすい。

画像: フィニッシュはインパクトまで!

フィニッシュはインパクトまで!

Point 2
左足寄りにボールをセットするとゾーンで打てる

ボールに当てることを重視すると右足寄りに置いて上から打ち込みたくなるが、実は打点が1点になりミスになりやすい。真ん中もしくは左足寄りにセットして傾斜なりに振ることでインパクトがゾーンになる。

画像: ボール位置は左寄りにセットしよう

ボール位置は左寄りにセットしよう

Point 3
体重は右足荷重でもスウィング軸は傾斜に対して直角

傾斜でフラつかないように少しだけ右足体重で構えるが、垂直に体の軸をセットすると鋭角に打ち込む軌道になる。そのため、右足体重に構えても体の中心軸は斜面に対して直角になるようにセットして、その場で回るイメージで振る。

画像: 軸は傾斜に対して直角に

軸は傾斜に対して直角に

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ACNツアー優勝者の大内智文プロから、トラブルを引き起こしがちな傾斜「左足上がり」の攻略法を教わりました。ショートアイアン特有のつかまりやすさに傾斜のロフトが加わる左足上がりでは、フルショットして振り切ろうとすることこそが強烈な引っかけのミスを生む原因だったのです。1番手大きいクラブを持ち、両腕が地面と平行になるハーフショットで体の正面にヘッドをキープする打ち方は、ピンに絡めるための秘訣と言えます!

では、ボールが上がりづらい「左足下がり」、ダフリやさまざまなミスを引き起こす「つま先下がり」「つま先上がり」を攻略するための具体的テクニックとは一体どういうものなのか? 続く【後編】では、傾斜ごとの足の使い方とターゲットの取り方を公開します!

●ボールを無理に上げようとすると必ずミスに!
打った後に右足を1歩前に踏み出して左足に体重を乗せ切る「左足下がり脱出術」

●ピンの左を向いて構えると余計に引っかかる!
ショートアイアンでは右を向いて手打ちでいい「つま先下がりのコツ」

●お尻をターゲットの右へ向けたまま振れ!
最初から引っかかる前提で目標の右へヘッドを放り出す「つま先上がり攻略」

傾斜に逆らわず「傾斜と友達になる」ことで、120ヤード以内から安全にグリーンオンを勝ち取るプロの知恵。スコアアップへ直結する傾斜地レッスンは、後編に続きます。

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PHOTO/ARAKISHIN THANKS/レイクグリーンゴルフ倶楽部

※2026年10月8日15:15 加筆修正しました

週刊ゴルフダイジェスト2026年10月20日号より

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