JGA(日本ゴルフ協会)が管理・運営するハンディキャップ管理システム「J-sys」においてシステム不具合が生じたことを公表し、修正の完了と過去データの取り扱い方針を加盟倶楽部などに通知した。
画像: JGAが管理・運営するハンディキャップ管理システム「J-sys」

JGAが管理・運営するハンディキャップ管理システム「J-sys」

J-sys(ジェーシス)とは日本公式のハンディキャップインデックスの査定・管理システムのこと。民間アプリなどとは異なり、公式競技や海外でも通用する公的ハンディキャップを取得・管理できる。2022年から世界共通のハンディキャップ規則(WHS)に準拠していて世界どこでも通用する基準で作られている。

さて、発生していた不具合とは──。スコア一括取り込み機能において「アウト・インを入れ替えて」スコアを登録する際、ストロークインデックス(ハンディキャップナンバー)の入れ替えが正常に反映されず、誤って登録してしまうという不具合だった。判明後、JGAは直ちにプログラムの修正を実施し、9月9日(水)16時30分以降はストロークインデックスが正しく登録されるように復旧したとのこと。

修正前に登録されたスコアデータについては、さかのぼってのインデックス再計算やデータ修正は行わないとしている。その理由として、ストロークインデックスの入れ替わりが及ぼす影響は、上限スコア(ネットダブルボギー)の調整時のみに限定される点や、直近20ラウンドのベスト8による平均値算出によって影響が希釈されることから、仮にハンディキャップインデックスに影響が及んだ場合でも「最大0.1ポイント程度」と算出されて、実質的影響は軽微であることを挙げている。

さらにシステムログの仕様上、過去の「アウト・イン入れ替え」の操作履歴をさかのぼって確認することができず、影響を受けたスコアデータのみを抽出・特定することが不可能なことも理由としている。

また、一部の競技会などにおいて、ストローク付与ホールの違いによるネット順位への影響が生じた可能性について謝罪しながらも、過去の競技結果の取り扱いについてはゴルフ規則20.2d(2)を適用。システム不具合に起因する間違いであっても委員会が競技会に適用したインデックスの間違いは「運営上の誤り」には該当せず、競技終了後にさかのぼって結果を修正することはできないため、該当する競技結果は「最終」として取り扱うよう加盟倶楽部に理解を求めている。

これで一件落着となったかどうか……。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月20日号「バック9」より


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