
栃木県にあるアパリゾート栃木の森GCのピンフラッグに吉野家の牛丼が描かれている
栃木県にあるアパリゾート栃木の森GC。同GCの9番ホールと10番ホールのピンフラッグに牛丼チェーンの吉野家の牛丼が描かれている。その理由は、9番、10番は(株)吉野家とコラボしたチャレンジホールだから。9番パー5と10番パー4でイーグルを達成すると「吉野家冷凍ギフト詰め合わせセット」が贈られる仕組みになっている。なぜ9番と10番かといえば、吉野家の牛丼のぎゅう=9、どん=10の語呂合わせとのこと。
チャレンジホールはアパグループコースのアパリゾート上越妙高の森GC(新潟県)にも設けている。こちらはシーダ3番とパイン9番に設定。
また、両コースではほかのホールでもネスレ日本(株)、アース製薬、キリンビバレッジ(株)といった大手企業とコラボしたチャレンジホールを設置している。
その狙いをアパホテル(株)ホテル事業本部ゴルフ事業室長・川本良平氏は次のように語る。
「コラボ企業様にとってはピンフラッグの広告を通じて来場者に向けた企業PRを行うことができます。さらに実際に賞品を飲食したり体験してもらうことでファンになってもらうきっかけにもなると考えています」
当然のように、ピンの旗は風がないとはためかないために、ティーイングエリア付近にも協賛社の看板が立てられている。こうなるとゴルフ場にも広告収入が見込めそうだが、その額は微々たるものという。むしろ広告収入より、来場につながる手段、リピーターの増加ということに軸足を置いているという。「今後の目標は全ホールをチャレンジホールにすることです」(前出・川本氏)。
同GCは02年開場。設計はゴルフの黎明期に活躍し、日本ゴルフ殿堂入りしている安田幸吉。「コース造りは庭造り」の信条のもと、同GCも自然の地形を生かした18ホールの丘陵コース。ベントの1グリーンは国際基準だ。
レジェンド設計者のコースで「牛丼チャレンジ」を楽しむのも一興かもしれない……。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月20日号「バック9」より
