93ヤードからスピンで戻す! キャディに宣言した驚愕のショットインイーグル

幸先のいいスタートを切ったアダム・スコット
1番で5メートルのバーディパットを沈め、幸先のいいスタートを切ったアダム・スコット。6番パー5ではセカンドショットをグリーン奥に外したものの12メートルのアプローチを直接カップインさせ、1つ目のイーグルを奪取。
さらに9番では93ヤードの2打目を前にして、彼はキャディのジョンにこう話しかけた。「カップの左サイドを狙ってスピンをかけて右に曲げながら入れるよ」。ショットインイーグルを宣言したのだ。

「世界で戦う僕に欠けているのは日本のタイトルだけ」と話すアダム・スコット
「少し打ち下ろしで、わずかに向かい風が吹いていました。ヤーデージ通り93ヤード打てばいいな、という感じでしたね。ピン左サイドのほんのちょっと奥に着弾させてスピンで戻そうとしたのですが、その通りになりました(笑)」
「あれはボーナスでしたね。おかげで今日素晴らしいスコア(6アンダー、65)をマークすることができた」。スコアを落とす選手が続出したバック9でも粘り強くパーを拾い1バーディを奪った。
日本オープンに長年出場を続けてきたがなぜか勝てなかった。「世界で戦う僕に欠けているのは日本のタイトルだけ」というが首位グループに1打差に迫る通算12アンダー、4位タイに浮上すると「正直なんでもいいから勝ちたいんです」と本音を吐露。過去の実績ではなく、優勝できる選手として評価されたいと切望している。

多くのギャラリーがアダム・スコットのバンカーショットを撮影していた
「PGAツアーで最後に勝ってからもう6年近く経ちますから。いいプレーができた時期もあったのに勝利に結びつけられず、もどかしい思いをしてきました。明日素晴らしいラウンドをして他の誰よりもいいスコアを出せば、私にとって絶好のチャンスになります」
3日目は「一番好きな色」という淡いグリーンのウェアを着た。明日ゴルフ界のファッションリーダーは、どんなウェアでトロフィーを掲げるのだろう?
大会前の会見をキャンセルして猛練習。J・トーマスがこだわる完全復活への道

昨年11月に背中の手術をしたジャスティン・トーマス
もうひとりスコットと同じ首位に1打差(4位タイ)に迫ったのが、ジャスティン・トーマス(米国)だ。5バーディ、1ボギーの4アンダー、67にまとめ「入らなかったパットもいいストロークができていると感じています。我慢強く、粘りのゴルフで戦い抜きました。いい感触です」
彼もまた昨年11月に背中の手術をし、26年はツアー未勝利。決して納得のできるシーズンではなかった。ツアー通算16勝目を挙げた昨年のRBCヘリテージから1年半優勝から遠ざかっている。
大会前は共同記者会見もキャンセルし、時間を惜しむようにコーチである父・マイクさんと誰よりも熱心に練習をしてきた。

今季は未勝利、日本で今季初優勝を狙う
マレーシアや韓国など、アジアで好成績を収めているトーマスは「(アジアと)相性がいいのは、なぜかわからない」としながら「素晴らしい実績を残しているのは確かなので、それを自分の強みにしたいですね」と日本での勝利に照準を合わせた。
撮影/加藤晶
