
18番ティーショットを左に曲げてしまい状況を確認するザンダー・シャウフェレ
17番までに6つスコアを伸ばしたシェウフェレは心のなかで「プレーオフに持ち込めるかもしれない」と思った。攻める気持ちで1日中ドライバーを持ち続けた。難易度No.1の18番もそうだった。
「難しいティーショットでしたがスウィング自体はコンパクトにまとまって悪くなかった。左サイドを狙って大振りせず打ったけれどボールが丘に当たって、さらに誰かに当たったのか丘の上で止まってしまいました。不運ではありましたが、そもそもあそこに打ったのが間違い。木立から脱出しようとしてミスが出た。なんとかグリーンに乗せようとしましたが……」
結局3打目でグリーンを捉えられず、3メートルのボギーパットを外して痛恨のダブルボギー。ブレナンに3打差の通算13アンダー、4位タイに終わり連覇はならなかった。
それでも「勝利を狙ってアグレッシブに攻めた結果ですから悔いはありません」とサバサバとした表情で語ったシェウフェレ。
悔いがあるとしたら3日目。4番でイーグルを奪った直後ロストボールでダブルボギー。6番で再びイーグルを奪い返し、後半も13番から3連続バーディで二桁アンダーに乗せたが18番のボギーで9アンダー。
「(18番の)3パットは悔しかったですね。せめて10アンダーにしておければ良かったんですが」
そこから最終日の終盤まで優勝を狙える位置で戦えたのは「本当に良いショットをたくさん打つことができたお陰です。勝つのに十分なプレーができたけれどグリーン周りで集中力を欠きもったいないボギーがいくつかありました。そのショットをやり直したいという気持ちはありますが、全体としては質の高いショットをしっかり打てていたと思います」
日本在住の祖父母を含め40人から50人の応援団が横浜CCに駆けつけた。大会前には長男ビクター君をはじめて祖父母に会わせることができた。
「あれは特別な体験でした。祖父母は英語をたどたどしくしか話せません。僕は日本語はまったく話せないので、言葉では何も伝えられないけれど対面できたこと自体素晴らしかった。とても微笑ましい光景でした」
「ここの人たちは僕が日本人じゃないのに、まるで身内であるかのように接してくれる。本当に感謝しています」
次回の来日が楽しみだ。
写真/岡沢裕行

