「2026年度日本オープンゴルフ選手権」が滋賀県のタラオカントリークラブ西コース(7411ヤード・パー70)で開催される。先週の日曜日まで、アジアで唯一のPGAツアーである「ベイカレントクラシック by レクサス」(横浜CC)で大ギャラリーに囲まれてプレーし、顔を紅潮させていたプロたちも、ここ滋賀県に移動してきた。

自信を手に入れた細野勇策

画像: 「風で難度が上がるコース。全試合自分は変わらず全力でプレーするだけです」(細野)

「風で難度が上がるコース。全試合自分は変わらず全力でプレーするだけです」(細野)

現在、日本ツアーポイントランク1位にいる細野勇策。このコースは初めてだという。

「例年よりラフはすごく短いのですけど、池だったり、距離の長さだったり、グリーンの難しさもすごくあるので、そこは日本オープンっぽいなというか。難しい、タフな1週間になるんだろうなって思います」と冷静に分析しながらも、「やっぱり飛ばし屋有利だと思いますよ。今のうち、そういう選手の皆さんにインタビューしておいたほうがいいです(笑)」とちゃめっ気も見せる。

同級生の久常涼、金子駆大は、先に世界へと羽ばたいた。細野も今年、PGAツアーの予選会に挑戦するつもりでいる。

このナショナルオープンは、勝者に来年度のマスターズ、全英オープンの出場権というまたとない経験をプレゼントしてくれる。

「ショートゲームがすごく今安定しているので、あとは本当にショットがかみ合えば、すごくいい位置で戦えるんじゃないかという期待はあります。疲れ? ありませんよ。ここからまた毎週試合が続いていきますから」

今年、“自信”という最高の薬を手に入れた細野が、“世界のレフティ”になるための経験は今週もまた積み重なっていく。

次週より海外転戦する米澤蓮

画像: 「この試合は毎年セッティングがタフ。集中してやりたいです」(米澤)

「この試合は毎年セッティングがタフ。集中してやりたいです」(米澤)

現在ポイントランク6位にいる米澤蓮。ずっと世界で戦うことが目標だ。この秋、DPワールドツアーの予選会に挑戦するつもりだが、先週9位タイに入り、来週のPGAツアー「バターフィールド・バミューダ選手権」の出場権を得た。

「この試合が終わって、今週の日曜日に発ちます。楽しみですね。ヨーロッパの予選会も予定通り受けるつもりです」

にわかに世界が近づいてきた。

先週は100点に近いゴルフができ、今後につながると感じた。来日したコーチのガレス・ジョーンズ氏の直接指導を久しぶりに受け、いろいろな修正ができた。

「疲れはないです。先週は先週、今週は今週、自分が今できるなかでのベストを尽くす。これはどの週でも変わりません」

米澤の目は、世界のなかの自分をしっかりと見つめている。

横浜で世界を学んだ砂川公佑

画像: タラオCCは、山道を登ってくると突然開けた山の上にある。天空のゴルフ場だ。4日間、秋晴れの予報。皆さんもピクニックがてら、世界へ羽ばたくプロたちの戦いを見に来てみてはいかがだろうか。「応援お願いします」(砂川)

タラオCCは、山道を登ってくると突然開けた山の上にある。天空のゴルフ場だ。4日間、秋晴れの予報。皆さんもピクニックがてら、世界へ羽ばたくプロたちの戦いを見に来てみてはいかがだろうか。「応援お願いします」(砂川)

ポイントランク7位にいる砂川公佑の初優勝は“海外”だった。9月の日韓共催ツアー「シンハンドンヘオープン」でプロ入り7年目の勝利を挙げてから、調子は落ちていない。

先週は、世界のトップ&人気選手からいろいろなことを学んだ。最終日に同組となったジョーダン・スピースからは、アプローチを学んだ。

「そのワンクッションを入れるんだ! とか、その番手を使うんだ! とか、あまり見ないようなイメージで打ってくるので参考になった。そのイメージが残っている間に遊びながらでもやってみたいです」

海外へは「もう少し段階を踏んでから挑戦したい」。しかし、年間王者に向けて「残り試合で優勝争いをすればいいところに絡めると思うので、その辺は意識したいと思います」。

そのためにも“日本”のタイトルはほしい。

「このコースは今まで2度ラウンドしたことがあります。師匠の寺西(明)さんの日本シニアオープンのときです。グリーンは大きくてアンジュレーションがあるから乗せるところが大事ですし、長いパー4でいかにパーを取るかも大事だと思っています」

ナショナルオープンの大舞台だが、「先週と同じような雰囲気を感じます。疲れはありません」。

横浜で世界を感じた。今週は「神君伊賀越え」の地で、世界への道を探していく。(文/吉竹鎮代)

写真/姉崎正


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