ドライバーだけはスウィングは別物と考えればもっと飛ばせて曲がらなくなるんだ。こう言うのは、いま若手プロの中でも理論派として知られる古瀬幸一朗プロだ。週刊ゴルフダイジェスト11月10日号では、効率良くボールにエネルギーを伝えられるドライバー専用のスウィングを教えてくれた!「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部をご紹介しよう。

解説/古瀬幸一朗プロ
ふるせこういちろう。2003年生まれ。香川県出身。東北福祉大を経て2025年にツアープレーヤー転向。昨年は日本オープンローアマのほか日本学生も制覇。ドライバーからパターまでオールラウンドにこなす。サンテック所属
シャフトが長いから一番ゆっくり振る
GD 古瀬プロはプロ仲間からもドライバーが上手いと言われていますよね。
古瀬 確かに周りからは言われることがありますし、得意にしているクラブではあります。
GD ドライバーを打ちこなすために大事にしていることは?
古瀬 スウィングは人それぞれですけど、一番大事なのは“大きくゆっくり振る”ということで、それはどのゴルファーにも当てはまると思います。
GD なぜ大きくゆっくり振らないといけないのでしょうか。
古瀬 ドライバーはシャフトが長いので、クラブに仕事をさせないと振ること自体が難しくなります。そのために大きくゆっくり振るイメージが必要になります。あと自分で強引に振りにいくとヘッドが戻らず振り遅れるので、芯で打つことが難しくなります。
GD 大きくゆっくりというのは決まったリズムがあるわけではなく、人それぞれでいいのでしょうか。
古瀬 そうです。そこは各人それぞれの感覚でいいと思います。ただ、大きくゆっくり振るためにはヘッドの重みを感じる必要があり、厳密に言えば重みを感じながら振ることがみんなに共通することなのかもしれません。
GD クラブの重さを感じながらというのは、ほかのクラブでも同じことですか?
古瀬 もちろんです。ただ、ドライバーはシャフトが長いので、特にその感覚が必要になると思います。アイアンのように自分で打ちにいくことで大きなミスになることが多いからです。ドライバーは飛ばしたいクラブ、だからこそミート率を上げるためにクラブに仕事をさせるべきだと考えています。

芯を食わすことが大事なポイント
Point
グリップはクラブを支える程度でいい
重さを感じるのは手のひらで、手に力が入ると重さが消えてしまう。スウィング中は常に重さを感じられるようにクラブを支える程度の力感で握るのが理想。ゆるく握るから大きくゆっくり振ることができる

支えるくらいで十分
強く叩きたいなら大きくゆっくり振る
飛ばしたいクラブだからこそインパクトで強振したくなるが、叩こうとすればするほど強く叩けなくなる。長さがあるクラブだからこそ遠心力に体が引っ張られないように、大きくゆっくり振る。結果的にインパクトが強くなる
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ツアー注目の若手理論派・古瀬幸一朗プロから、ドライバーで芯を食わせるための根本的な考え方を教わりました。アイアンのように自分から強く叩きにいこうと力むことこそが、長いシャフトの振り遅れを招き、ミート率を落としていた最大の原因だったのです。グリップをクラブが支えられる程度にゆるく握り、ヘッドの重みを感じながら「大きくゆっくり振る」意識は、力勝負で飛ばそうとしていたスウィングの常識を覆してくれました!
では、シャフトのしなり戻りと遠心力を最大限に引き出し、分厚いインパクトで300ヤード級の弾道を生み出す具体的な身体の使い方とは一体どういうものなのか?
後編では、古瀬プロが実践する「右腰まで下りてくるのを待つ」我慢のコツと、パワーを余すことなく受け止める下半身の使い方を大公開します!
●手先でクラブを下ろしてはいけない!
腕は脱力して腹筋に力を入れ、体が回ってからクラブがついてくる時間差の作り方
●右腰の高さまで下りてくるのを我慢せよ!
シャフトのしなり戻りと腰の回転を連動させて球質を劇的に強くするインパクト
●左足内ももでパワーをガッチリ受け止めろ!
体を左に流さず体の右サイドで力を出し切る「1軸スウィング」の秘密
腕力に頼ることなく、クラブに仕事をさせて最大効率の芯食いショットを手に入れるプロの知恵。あなたのドライバーの飛距離を大きく伸ばすレッスンは、後編に続きます!
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PHOTO/ARAKISHIN THANKS/高松グランドカントリークラブ
週刊ゴルフダイジェスト2026年11月10日号より


