いよいよ今週はTOTOジャパンクラシック。注目選手のスウィングを連日紹介していきます。今回取り上げるのは古江彩佳選手。2022年から米女子ツアーを主戦場として通算2勝を挙げており、24年にはメジャーのアムンディ・エビアン選手権を制覇。同年は年間最小平均ストロークの選手に贈られるベアトロフィーも獲得しました。
画像: 今季は21試合中18試合予選通過の古江彩佳

今季は21試合中18試合予選通過の古江彩佳

昨年、そして今年と優勝こそありませんが、今シーズンは21試合に出場して18試合で予選を通過と安定したゴルフを展開。そのうち2度トップ10フィニッシュを果たしています。現在、世界ランクは65位、米女子ツアーのポイントランクは66位につけています。

部門別のスタッツで目を引くのは、グリーン上の強さです。パッティングでスコアをどれだけ伸ばしたかを示す「SGパッティング」部門は全体の12位。パーオンしたホールの平均パット数でも1.78で22位です。また、ボギーなしで終えたラウンド数は7位に入っています。

ティーショットは、ドライビングディスタンスが平均257.11ヤードで118位と飛距離こそ目立ちませんが、フェアウェイキープ率は73.77%で31位。予選通過数ではツアー9位と、安定した成績が数字にも表れています。

そんな古江選手のスウィングを、中村修プロに分析してもらいました。

画像: スタンスを広く取らず、クラブを短く握って、最小限の力で最大限にボールにエネルギーを伝える古江(撮影/姉崎正)

スタンスを広く取らず、クラブを短く握って、最小限の力で最大限にボールにエネルギーを伝える古江(撮影/姉崎正)

「力みがなく流れるようなスウィングで、最小限の力で最大限にボールにエネルギーを伝えるスウィング効率の高さが光ります。スタンス幅も肩幅程度で広くは取らず、指2本分は短く持つことも特徴的です」(中村、以下同)

スタンスを広く取らず、クラブも短く持つコンパクトな構え。そこからどのようにしてボールにエネルギーを伝えているのでしょうか。

「テークバックでは早めに手首のコックを使わずにワイドに遠くへと上げ、フラットで奥行きのあるトップを作ります。切り返しでは、アドレスの位置よりも左へしっかりと骨盤を移動し横方向の力を使ってから手元を引き下ろしています。そこから左足を伸ばしながら骨盤を回転させ、体幹から腕、クラブへとエネルギーを移行していきますが、左腕を左胸に乗せたまま振り抜くことで緩みのないインパクトを実現しています」

画像: ワイドなテークバックから左腕と胸の一体感を保ったままエネルギーをボールへ伝えている(撮影/姉崎正)

ワイドなテークバックから左腕と胸の一体感を保ったままエネルギーをボールへ伝えている(撮影/姉崎正)

コンパクトな構えから、ワイドなテークバックと骨盤の横移動、回転で生んだエネルギーを、左腕と胸の一体感を保ったままボールへ伝える。飛距離に頼らずフェアウェイをとらえ続ける安定感は、この効率の高さに支えられているのでしょう。

今季まだ勝利のない古江選手。勝てば24年のエビアン選手権以来となる米ツアー通算3勝目です。久しぶりの勝利を日本で見られるか、期待しましょう。

TOTOジャパン出場、米ツアー組のスウィング解説


This article is a sponsored article by
''.