
10位タイ→優勝→9位タイと3戦連続トップ10入りと絶好調の吉田優利(撮影/岡沢裕行)
米ツアー参戦3年目の今シーズンは、26試合に出場して13試合で予選を通過。初優勝を含む5度のトップ10フィニッシュを果たしています。現在世界ランクは47位。米女子ツアーのポイントランクは16位につけています。
アジアシリーズは10位タイ→優勝→9位タイと3戦連続トップ10入りと絶好調。4試合連続トップ10入り、ツアー2勝目へと期待は高まるばかりです。
部門別のスタッツで目を引くのはフェアウェイキープ率74.44%で23位につけています。総合力を示すSGトータルでは45位。すべての部門で穴がないオールラウンダーであることが強みです。
そんな吉田選手のスウィングを、中村修プロに分析してもらいました。

吉田はトップから一瞬の間を取った後に、アドレスでグッと腰を落として股関節に角度を作ったその角度をダウンスウィング中もキープしている
「吉田選手は、トップから一瞬の間を取った後に、よどみなく一気にフィニッシュまで振り抜くスウィングが印象的です。アドレスでグッと腰を落として股関節に角度を作り、その角度をダウンスウィング中もキープしています。そうすることによって右サイドがボールに近づかず、手元を低く、体の近くに通すことにつながっています」(中村、以下同)
優勝したBMW女子選手権では、降り注ぐ雨のなか、集中力を切らさずに淡々とティーショットをフェアウェイに運び、セカンドショットでグリーンをキャッチし続ける姿が印象的だった吉田選手。その秘密はこのスウィングにあります。

吉田は、股関節の角度を保って手元を低く通し、手元を上げてインパクトしている
「手元の動き方に注目すると、インパクト前に低い位置にある手元は、インパクトにかけて上がっています。下がった手元が上がることで、クラブヘッドは下がります。ボールを右に置くアイアンショットではダウンブローになり、ボールを左に置くドライバーショットでは最下点を過ぎてアッパー軌道でボールをとらえていることが見て取れます」
股関節の角度を保って手元を低く通し、インパクトにかけて手元を上げる。この動きによって、アイアンはダウンブロー、ドライバーはアッパーと、クラブに合った入射角でボールをとらえているのが吉田選手のスウィングの特徴。これが、優勝争いのプレッシャーのなかでもブレないショットの源泉です。
日本で開催される本大会で、今シーズン大ブレークの妹・吉田鈴選手との上位争いといった展開になれば大盛り上がりは必至。初優勝の勢いそのままに、日本で2勝目を挙げられるでしょうか。吉田選手の快進撃は続きます。







