日本には約2000のゴルフコースがあるが、「誰もが回れて楽しめる」「100コース」を探し出そうというのが〝ゴルフ場調査隊″の目的です。第11回は「フォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブ」。
開場は昭和61年、設計は大久保昌。開場当初は「富士河口湖ゴルフ倶楽部」という名前でした。設計者の大久保昌さんは井上誠一氏の弟子として、戸塚CCや武蔵CCなどの改修を手がけて以来、20以上のコース設計をしてきた大御所でございます。
コース自体は、見た目派手な仕掛けという感じではなく、バンカーが効いていて、砲台グリーンも相まって質実剛健な感じ。第一印象は、「リゾートコースなのに、しっかり攻め応えあるなぁ…」という感じでした。
ラウンドさせていただいた日は4月上旬でしたが、さすが標高1000m。駐車場の日蔭には、まだ雪が残っていました。
3月末にオープンしたばかりというだけあって、まだ洋芝のフェアウェイはちょっと早い感じ。6月になればバッチリだと思います。
最新カートはフェアウェイ乗り入れ可
残り距離やコース図、リアルタイムのスコアがひと目で分かるカートは快適です。そして、なんといってもフェアウェイ中央を走れるのがリゾート感をそそる!
ティグラウンドから落とし所が見えない11番パー5。リゾート感ただよう中にこういったホールが点在していて、なんというか燃えます。
砲台グリーンもいい感じ。ちなみに僕は、2度ほどざっくりして、元の位置に戻ってまいりました…洋芝はザックリ注意ですね…。でも、おいしい空気と自然を満喫できるうえに、コース攻略も楽しめるって、得した気分になります。
バンカーも海砂サラサラ。いい感じに砂を跳ばせて楽しいです(涙)
ここは地形的な関係もあるのか、周囲が雨でもここだけ降らない、というケースが多いらしく、この日も全域が雨だったにもかかわらず、途中からは富士山が顔を出してくれる事態に。富士山、でかっ!!
爽快感と戦略性、相反しそうな要素がギュッと詰まったフォレスト鳴沢、暑くなってくるこれからが旬です!
支配人さんからお話を聞かせていただいている最中、食べさせてもらったこのケーキ、激ウマでした。