「誰もが回って楽しい」コースを調べる調査隊、今回は、千葉県にあるオーク・ヒルズCCです。ここは名設計家、ロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニアが日本に作った一発目のコース。今でこそ当たり前になったベント芝の1グリーンは、このコースから広まったんです。
この方が設計家のジョーンズJr.さん。
どことなくアメリカンなクラブハウス。朝からテンションアップします↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ショートゲームの練習エリアが広い!バンカーやアプローチをコースの芝から練習できます。プレーの日は、早めに行ってここ調整しましょう!ていうか、練習のためだけにここに来てもいいくらいです(メンバーさん、うらやましい・・・)時間が来たので、アウト1番からティオフ。調査隊はブルーティを選びました。
ムムム・・・先が見えない・・・・・そう、これがR・T・ジョーンズJr.の特徴。
「プレーヤーの攻撃に対して、コースは守りに徹する」
彼はそんな主義のもとに、ここ千葉の土地にコースを描いたそうです。その地が、あたかもゴルフコースのために存在したかのように・・・
2打目地点からの眺めはこんな感じ。ティグラウンドからは見えないだけで、広さは十分。グリーンがひとつしかないため、バンカーや木々、フェアウェイの造形がとてもきれいだと思いませんか?2グリーンがいけないということではなく、これは1グリーン設計ならではの景色なんです。次にどこかのコースをラウンドするときは、1グリーンか2グリーンかを意識してコースを眺めてみてください。
2番ホールもドッグレッグ。さっきの1番とは逆に曲がっている・・・
狙って曲げ過ぎちゃった人は、かな~り大変・・・
1グリーンは、2グリーンのひとつよりもサイズがたっぷりあります。傾斜が入り乱れてパットを面白くしているんですね。
2014年の秋は、紅葉が例年になくキレイだったそうです。
美しい紅葉を間近で鑑賞。それは大変にお美しゅうございました。
9ホールを終えてクラブハウスに戻ると洗面所で労われます。こういうの、いいですよね・・・
ガーリックステーキに醤油をかけて、ジュウジュウ。これはおすすめですっ!!!
このコース、最大のハイライトは16番、池越えのパー5です。オーガスタ・ナショナルGCの15番をイメージさせるとして非常に有名なホールなのです。ティショットをかっ飛ばして、池越えの2オンを狙うか、2打目をしっかりレイアップして3打目で勝負をかけるか、勇気とゴルフ脳が試されそうなホールに見えます。
がっ!!!
(T T)………………
仕方ありませんね。これで次に来る理由ができたというものです!
本来は写真の左奥のグリーンに打つのですが、この日は池の手前、右側の仮説グリーンを狙います。
正規のグリーン奥から望む16番。実に美しい・・・・・・
自分の飛距離と球筋に応じて、攻め方を自分で考える。ここオーク・ヒルズCCはそんなコースだと思いました。こちらの攻撃を、コースが懐深く受け止めてくれます。スライスしか打てないのであれば、スライスをしっかり打ってボールをマネジメントすれば、好スコアが期待できます。見目麗しいホールの上空に、これから打つボールの軌跡をイメージする、そんな至福の時間が誰にでも味わえる、素敵なコースでした。