2015年シニアツアーで「グローレF」連戦連勝!
昨年の国内シニアツアー、女子ツアーにおいて、使用率NO.1を獲得したドライバーを知っているだろうか? それは、テーラーメイドの「グローレ F」。その人気の高さから、見事ゴルフダイジェスト社の「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。では、その人気の理由を探ってみよう!
2012年、テーラーメイドの最先端技術を投入して開発されたのが初代「グローレ」。やさしさと飛距離を両立するモデルとして登場したところ、女子プロやシニアプロの間でその性能が高く評価され、使用率が急上昇! 一躍、人気モデルとなった。
そして2015年に後継モデルとして、アスリートのテイストを加えた「グローレF」が登場すると、瞬く間にシニアツアーで大人気に! なんと開幕から13試合連続使用率NO.1となり、年間10勝を挙げるという快挙を成し遂げた。
昨年のグローレブームの火付け役は、この人。室田淳プロ!
レギュラーツアーとシニアツアー「二足のわらじ」で活躍しているが、その原動力のひとつは大きな飛距離。「なんで室田はあんなに飛ぶんだ!」と話題になり、さらに勝ち星を重ねることで、シニアでは「グローレ Fじゃなけば勝てない!」とまで言わしめた。
女子プロでも“白ヘッド旋風”が吹き荒れ、松森彩夏プロをはじめ、女子プロの強い武器として不動の地位を築いている。
「スピードポケット」と「低・前重心」が飛びの秘密
その秘密は、ヘッドの構造にあり!
おわかりだろうか、フェース面近くのソールに施された溝が。この「スピードポケット」によって、左右にスウィートエリアが拡大し、反発するエリアがグンと広くなったのだ。そして、フェースはフォージド製法で、反発力の高さと、打感の良さを実現。
そして、重心は「低・前重心」。これにより、“低スピン”弾道になり、風の中でも強い弾道で突き進むボールが打てるのだとか......。飛ぶ要素が満載なクラブがグローレなのだ。
そして、見逃せないのが“カチャカチャ”ことネック調節機能。
今では、非常にポピュラーになっているが、この調節機能はテーラーメイドから始まったものだ。この機能を使うことで、弾道の調整が出来るのはもちろん、顔の見え方も変化するので、自分の構えやすいところにセットするのも大きなメリット。ちなみに、上級者の間では「LOWER」にして、ちょっとだけ右向きにセットするのが人気とか。
試打した横田英治プロも、その飛びに納得の様子。
「初代グローレに比べて、叩いても吹き上がらずに飛んで行きますね。特に“LOWER”にすると、より叩ける感じに仕上がります。以前はプロモデルやアスリートモデルを使っていたけれど、最近ちょっとしんどくなってきた、なんていう本格志向のゴルファーに、ドンピシャはまるドライバーだと思います!」(横田)
「グローレ F」のもっと詳しい情報と試打インプレッションは、月刊ゴルフダイジェスト6月号に掲載されているぞ。ぜひ、本誌を手にとってグローレの情報を得よう!