『何度スウィングを直そうとしても悪いクセが直らない』。あらゆるレベルのゴルファーが持つ永遠の悩みでとも言える現象は、「悪い握り方が諸悪の根源」と森守洋コーチ。
![画像: 昨年の「いい部屋ネットレディス」で7年ぶりの優勝を果たした原江里菜プロを支えたのは、森コーチの指導だった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/05/25/6cd04bf7a6e7ee43904901621fa5b86c22029881.jpg)
昨年の「いい部屋ネットレディス」で7年ぶりの優勝を果たした原江里菜プロを支えたのは、森コーチの指導だった。
原江里菜プロの握り方にもテコ入れしたという森コーチいわく「ストロングやスクェア、オーバーラッピングやインターロッキングなど、握り方は色々ありますが、どの握り方が正解、ということはありません。重要なのは『腕をスムーズに回転できるかどうか』。腕を回転できればフェースの開閉ができ、自然と球はつかまる。球がつかまれば、小手先での余計な動作をしなくて済むんです。江里菜も当初は、『当てに行く動き』になってしまっていたので、グリップから直しましたよ」
![画像: 「アベレージゴルファーの8割近くの方は、『合っていない握り方』をしている」と森コーチ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/05/25/9e1751128605125e80f75b890c5914f488f9efaf_xlarge.jpg)
「アベレージゴルファーの8割近くの方は、『合っていない握り方』をしている」と森コーチ。
たとえば上写真は「左右の一体感がなく、右手親指と人差し指で強く握りすぎていたりと、スムーズに腕を回転させづらい典型的な握り方。これだとフェースの開閉が使いにくく、球をつかまえに行く余分な動きが加わってしまいやすい」と森プロ。『右へ曲げたくないから右肩をかぶせる』『思いっきりアッパーに振る』などなど、アベレージにありがちな”悪癖”ですね。
ちなみに腕を正しく回転(ローテーション)させる訓練として、森コーチがおすすめするのが『5ヤードくらいの超ショートアプローチ』。実際、原プロも実践したこのドリルは、ダフらず、球だけをクリーンに拾うことが大事。「球をつかまえて前に飛ばすには、フェースの開閉がしっかりできていないとダメなんです。何度も打っていると実感すると思いますが、自然と腕のローテーションができるようになりますよ」と森コーチ。練習場へ行ってまず10球でもいいので、ぜひ実践してみて下さい。
![画像: テークバックの大きさはこの程度。「慣れてきたら右腕1本でやってみましょう」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/05/25/65c0ab1ed362496e11db102b1612bffc9eb419e1_xlarge.jpg)
テークバックの大きさはこの程度。「慣れてきたら右腕1本でやってみましょう」
![画像: フェースを開閉させなければ、球を捕えることができない。「自然とフェースがつかまる動きになります」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/05/25/97901b9c264f1b7debc88fcd628bdf25699c2d8a_xlarge.jpg)
フェースを開閉させなければ、球を捕えることができない。「自然とフェースがつかまる動きになります」
![画像: 弾道は写真のような『少しだけ浮いた』ほとんどゴロが理想](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2016/05/25/24dcd034b4fae5aa2325682bc7d75f3bf4c891d4_xlarge.jpg)
弾道は写真のような『少しだけ浮いた』ほとんどゴロが理想