テーラーメイドのFWはなにより「座り」がいい
「歴代のモデルにも共通していますが、ポンと置いたときの座りがいいんですよね。ソールの形状によるところが大きいんですがM2はソール面が広く、置いただけでスクェアな感じが出て素直に構えられますね」と話すのが、今回なぜテーラーメイドからヒット作が出てくるのかを教えてくれるAデザインのクラブデザイナー赤穂さん。
低重心化でスピン量が増えた
「前作までと比べると、スピン量が少し増えてコントロール性能が上がりましたね。芝から直接打っても球を上げやすくなりました。調整式のネックを止めて余剰重量をそぎ落として低重心化が進んでますね」(赤穂、以下同)
歴代のモデルも解説!
深堀圭一郎が長く手放さなかったファイヤーソール。
「シャローフェースとタングステンの低重心効果でやさしく打てたモデルですね。独特の打感でしたが芝からボールを上げやすかったですね」
“マルちゃん”こと丸山茂樹も使っていたVスチール。
「ネックからフェースへの流れが絶妙で構えやすい。V型のソールで接地面が少なくてライの対応も考えてましたね」
「ソールに溝が入って重心を浅くして高打出し低スピンで飛ばせたロケットボールズ。芯がやや狭くてアマチュアには少し難しかったようですね」
アマチュアゴルファーからもかなりの高評価
「5Wみたいに打てますね。曲がりも少ないし打感も柔らかいですね」とは平均85前後の田中さん。
「パッと置いて構えやすい。真っすぐに構えられますね」と平均90前後の澤田さん。
「球が強くて高さも出ますね。しっかりした打感で球の食いつきがいい感じ」と話すのは、平均70台でラウンドするという宮城さん。
試打をしてくれたアベレージゴルファーの方々から「M2」の3Wはかなりの好評価だった。3Wが打てるのはボクらアマチュアゴルファーの憧れだ。「M2」はフェアウェイで強い味方になってくれそうな予感がするぞ。
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