アダムの魔法のアプローチ、今回は左足下がりのアプローチを教えてくれます。
左足下がりのライで絶対にやってはいけないのがすくい打ちです。ダウンヒルは球が上がらないという意識があるので、どうしてもすくい打ちになりやすいのですが、そこはぐっと我慢です。
体を傾斜とマッチさせる
「平らなライと同じ動きをしたい」から肩のラインは傾斜と平行に構える。「体を傾斜とマッチさせるのが鍵」とアダムは言います。
地球と垂直に立つと「球をすくい上げようとして」ボールの上っ面をとらえトップのミスが出る。傾斜に沿って立つとフォローを低く出せる
上から球を叩こうとすると今度はダフりやすい。フォローを斜面に沿って出すイメージを持つことが大事。打って終わりでは距離感が出せない。傾斜地でも平らなライと同じ動きをしたい。ボールを真ん中に置いて真っすぐ上げて真っすぐ振るのがアダム式だ。
ポイントはソールを地面に滑らせるイメージで打つことです。このときフェースを開いてしまうとバウンスが効きすぎてヘッドが跳ねて逆に難しくなります。
開きたくなる気持ちを抑え、なるべくスクエアに構えてフォローを傾斜に沿って出す。こうすればソールが滑ってくれます。開いたり閉じたりせずスクエアを心がけて下さい。左足下がりのライから球が上がらないのは仕方ありません。ロフト通り、あるいはそれよりもやや低い球しか打てないと割り切ることも必要。その分ランを多めに計算すれば打球はピンに向かって寄っていきます。
フェースを開いて打たずに斜面なりにスクェアに構えて打つんですね。左足下がりは苦手なんですよね、でもアダムの言うとおりにやってみたら簡単でした!
月刊ゴルフダイジェスト 2013年10月号より一部抜粋。カメラ/姉崎正