強い日差しの中、何時間も野外にいる夏のゴルフでは熱中症や突然死に万全の注意が必要。正しい水分補給をして熱中症を予防しよう!
“チャンポン補給”がいい
せっかくのゴルフも、暑さの中朦朧として、楽しめなかった、なんてことなかっただろうか?
熱中症の予防について教えてくれるのは、 聖マリアンナ医科大学看護専門学校講師を務めている吉原紳先生だ。
「夏のゴルフは、熱中症に注意が必要です。炎天下の中ラウンドすると、汗をたくさんかくので、水分補給は欠かせません。汗とともに体の機能を保つミネラルが出ていってしまうので、水だけではなく、スポーツドリンクを一緒に飲むことが大切です。スポーツドリンクの濃い味が苦手な人や、味に飽きないようにするためにも、水と交互に飲むことをおすすめします」(吉原)
よし、この夏は水とスポーツドリンクの“チャンポン補給”で熱中症を予防しよう!
何を・どれだけ・いつ飲むの?
【何を?】スポーツドリンクと水の2種類を用意する
2つを交互に飲めば、スポーツドリンクの味に飽きない。水やお茶だけだとミネラルが摂れないのでスポドリは必須。
【いつ?】喉が渇いてではなくポイントを決めておく
喉が渇く前に、少しずつ確実に飲むことが大事。飲むのを忘れないようにするために、地点を決めておく。
【どれだけ?】1ラウンドで500mlを4本飲む
量の目安はハーフで500mlのペットボトル2本。がぶがぶ飲み過ぎると、お腹に力が入らずスウィングにもよくない。
「夏ゴルフ」こんなところに注意しよう
数時間高温の中でプレーした後、冷えたハウスに急に入ると、その温度差が体に負担となる。クラブハウスに入る前はクールダウンを。靴下を履き替えると足の血液循環がよくなり、体が冷えすぎない。
暑い中のゴルフは熱中症の危険がたくさん潜んでいるので、しっかりと対策してからラウンドしよう。楽しくゴルフをプレーしたいなら、熱中症の予防は絶対だ。
写真/岩村一男
(月刊ゴルフダイジェスト2012年8月号より抜粋)