“気分をよくする”
プレショットルーティンをやっていますか?
ゴルフをする上で“気分”はとっても大事。「これは上手く打てそうだな」と思って気分よく振ったら、たいていナイスショットが出る。反対に「これは嫌だな」と思えば、結果はやっぱりミスショット…、こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。つまり、クラブを振る前に、そのショットの結果は決まっているようなものだと言えなくもありません。
もちろん技術も大事ですが、打つ前の気分もとても大事。練習場と本番のギャップが大きいなら、それは打つ前の心構えや気持ちの作り方が悪いからです。気分や心構えを含めた“プレショットルーティン”をどうするかで、成功か失敗か、少なくとも80%は決まってしまうでしょう。
では、どんなプレショットルーティンがいいのか。しかし、その場合100人いれば100通りのやり方があるでしょう。大切なのは、そのプレショットルーティンがその人にとって有効なものかということです。
「目標を見て弾道をイメージし、素振りを2回、もう一度目標を確認してショットに入る」、そんなプレショットルーティンを聞いたことがあるかもしれません。しかし、これをやっても効果がない人はたくさんいます。なぜなら、その方法が“合っていない”から。プレショットルーティンは本来、ベストショットを打つために行うもの。形にこだわる必要はありません。打つ前に素振りはしない方が上手くいく人だっているくらいです。
人真似ではなく、自分にはどんな方法が
合うのかを見つけよう
自分がいいショットをした時のことを思い出してみてください。どんな音を聞いたか、心理状態はどうだったか。ミスしたときのことはよく覚えていても、グッドショットのときは“なんとなく”上手く打てたぐらいにしか思っていないのでは? でも本当は、その“なんとなく”がどういう状態だったかを明確にすることこそ大事なのです。
ある人は「お腹に力を入れ、そこにエネルギーが溜まる意識を持つ」、またある人は「打つ前に帽子のツバを触る」と言うかもしれません。つまり体に何かサインを送り、準備OKにすることがプレショットルーティンの役割だということです。
自分にはどんなプレショットルーティンが合っているかは実に個人的なものです。まずは有効だと思える方法をすべて試してみることです。グリップを緩めてみる、体のどこかをポンと叩く、素振りの時にクラブが空を切る音に耳を澄ませる…。そのほかなんでも思いつくことを試してみて、何が有効なのかを知ることです。
これからは、コースに出てグッドショットはどんな状態の時に生まれたかを必ず覚えておくようにしてください。そしてそれを練習の時に“習慣づける”ことです。どんな時も同じ心理状態で向き合えば、グッドショットの回路が働きやすくなります。
プレショットルーティンが上手くいかないと、打ち急いだり、振り遅れたりしてリズムが一定しません。結果、インパクトもずれてミスになる。これは至極当然のことです。
スウィングの問題よりも、タイミングが悪かったために、技術的な問題が誘発されたという方が正しい。自分に合ったプレショットルーティンを確立することが、「54ビジョン」を遂行する上では絶対に欠かせないポイントなのです。
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