ニンジン+オリーブオイルで免疫力がアップする
寒気がしたり、咳き込んでいる人が周りにいると、風邪を引きそうな気がする。そんなときには、免疫力を上げることが大事。それには、やはりタンパク質をきちんととることがポイントなのだ。また、ビタミンAとビタミンCも免疫力に関与する。
ビタミンAは脂溶性ビタミン。レバーやウナギなどに多く含まれ、油と相性が良いため、油で調理することでさらに吸収が高まる。
たとえば、体内でビタミンAに変換されるカロチンを多く含むニンジンを、サラダとして食べるとする。そのとき、ちょっとオイルが入ったドレッシングを使うとか、オリーブオイルなどの脂質を少し足すことで吸収が高まり、免疫力アップにつながるのだ。
油を使うことに抵抗がある人は、ノンオイルドレッシングなどでも構わないが、その際はゴマやアーモンドをかけると、同じ効果を得ることができる。
免疫力アップは腸内環境から! 「バナナヨーグルト」が効率◎
免疫力を高めるということでいうと、最近は、腸内環境が免疫力に80パーセントも関与するというデータも出ている。
いつも腸内環境を良い状態にするには、腸内の善玉菌を活発にさせる発酵食品であるヨーグルトや納豆、キムチなどの乳酸菌をしっかりとることが大切だが、乳酸菌はバナナや玉ねぎなどに多く含まれるオリゴ糖があると、さらに効率がアップする。
「ヨーグルト×バナナ」「納豆×キムチ×すりおろし玉ネギ」というような、なるべく毎日食べられるメニューを見つけて、継続してとることが免疫力をアップさせるコツでもあるのだ。
「風邪予防」のためにとりたい栄養素
1:タンパク質(肉類、魚介類、卵、豆製品、乳製品)
2:ビタミンA(ウナギ、レバー、カボチャ、ニンジンなど)
3:ビタミンC(果物、トマト、ブロッコリー、ジャガイモなど)
4:乳酸菌(ヨーグルト、納豆、キムチなど)