気になる1本をクラブ設計家・松尾好員氏と堀越良和プロが試打して徹底分析! 今回は、ロフトやライ角、フェースアングルを調整し、適正スピンがゲットできると評判のミズノ「JPX900」。果たしてその性能やいかに!?
自分の適性スピン量が見つけられるドライバー
「ウェートポジションが6カ所あり、より自分の理想の弾道を手に入れやすくなりました。クラブ長さは実測で45.25インチと標準的ですが、クラブ重さが実測で308.1グラムとやや重いので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメントが291万g㎠と大きくなり、ヘッドスピードが45m/sくらいのゴルファーがタイミングよく振れる設計になっています」(クラブ設計家・松尾好員氏)
「ひとりでも多くのゴルファーに」メーカーの強い思いが伝わる1本
「ロフト角やライ角、フェースアングルをここまで変えられるクラブは他になく、ひとりでも多くのゴルファーに使ってもらいたいというメーカーの思いが伝わってきます。ロフト8.5度、ウエートポジション『4』の組み合わせが、低スピン・中弾道でいちばん飛距離が出ました」と言うのが堀越良和プロ。
松尾氏の分析によれば、「ソールのウェートが『HIGH』の位置で重心深度がもっと深くなり、ヘッドの慣性モーメントが大きく、弾道も安定するので、やはりここが基準です」とのこと。
また、「セルフカスタマイズできるとはいえ、できればミズノのフィッターとデータを見ながらポジションを決めることをおすすめします。そうすれば最高の1本になるはずです」と堀越プロは締めくくってくれた。
自分のスウィングに合った適性スピン量を見つけられ、大幅な飛距離アップを可能にさせてくれるという「ミズノJPX」。自分好みの弾道を手に入れられる日も、そう遠くはなさそうだ。
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