スポーツ選手になってお金を稼ぎたいのなら、ゴルファーが一番? という興味深いランキングが発表されたので、ご覧いただこう。

「アスリート生涯獲得収入額」タイガー、パーマー、ニクラスがトップ5入り

昨年末に米フォーブス誌が発表した「アスリート史上最大の稼ぎ頭トップ20」の中で、もっとも多かったのがゴルファーの5人だった。

画像: ゴルフ界からはタイガー・ウッズ(2位)の他、アーノルド・パーマー(写真右)が3位、ジャック・ニクラス(写真左)が4位という結果だった

ゴルフ界からはタイガー・ウッズ(2位)の他、アーノルド・パーマー(写真右)が3位、ジャック・ニクラス(写真左)が4位という結果だった

米フォーブスが発表したランキング上位10人を見てみよう。なんと、2位、3位、4位をゴルファーが“独占”。フィル・ミケルソンも8位にランクインしている。ゴルファー以外のメンツを見ても、その凄さがうかがえるというものだ。

画像: フォーブス誌より

フォーブス誌より

トップはマイケル・ジョーダンの17億ドル(1ドル115円換算で、1955億円)だが、彼が15年間の現役時代に所属したチームから得た収入はわずか(?)に9300万ドル(約130億円)だけ。残りの大半はナイキなどスポンサーからの契約金だ。

画像: タイガーもプロ入りとほぼ同時にナイキと契約し、現在まで続く

タイガーもプロ入りとほぼ同時にナイキと契約し、現在まで続く

パーマーがスポーツマーケティングの基礎を作り、ジョーダン、タイガーへと続いた

そしてそのスポンサー契約やアスリートのブランドといったスポーツマーケティングの基礎を作ったのが、昨年他界したアーノルド・パーマーだ。その基礎の上にジョーダンがいて、その後継者にタイガーがいるという流れだ。

画像: パーマーは自身の名前に由来するブランド「アーノルド・パーマー」を展開し成功を収めた

パーマーは自身の名前に由来するブランド「アーノルド・パーマー」を展開し成功を収めた

特にゴルフは個人競技なので、企業がCMなどで使いやすいということもある。実際タイガーの獲得賞金は収入の10%以下。加えてゴルフはシニアツアーを含めると選手生命が長い。ゴルフはやはり“稼げるスポーツ”といえそうだ。

※ここで紹介した金額は、物価上昇を加味して調整された現在の金額

※週刊ゴルフダイジェスト2017年1月24日号より

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