形状や打感、打音といった感性の領域にもこだわった3モデル
アスリートゴルファーの要求に応えるために、科学を駆使して生まれた新しいブランドが「TOUR B」だ。これまでのブリヂストンゴルフの “赤”のイメージを一新し、黒を基調としたシリアスなデザインは、見ただけでグッと身の引き締まるような強い印象がある。
「TOUR B」のラインナップは、“BS顔”とも称される伝統的な丸顔の「XD-3」。現代風のシャローヘッドで安心感のある「XD-5」。カスタム対応でいかにもハードヒットできる洋ナシ形状の「XD-7」の3種類だ。
整った見た目はもちろん、喰いつき感のある打感や澄んだ打音など、物理的な機能面だけでなく、ゴルファーの感性に訴えかける部分へのこだわりが嬉しい。このあたりは、長年プロモデルを作り続けているブリヂストンの大いなる強みではないだろうか。
強い弾道の「XD-3」 軽やかに打てる「XD-5」
テンポよく、ナイスショットを連発していた岩見彰朗さん(30歳・平均スコア100)は、「TOUR B」シリーズ特有の低スピン性能で、球質の強いボールが印象的だった。
「3機種どれも構えやすいですが、『XD-5』は、シャローな見た目そのままに、オートマチックに中高弾道のボールで飛びます。ティショットの成功率が高まりそうですね。でも、扱いやすく、使っていて気持ちが良いのは『XD-3』。コントロールしやすいし、風に強そうな球質と分厚く感じる打感が気に入りました」(岩見さん)
3モデルを入念に試打していた安部竜也さん(46歳・平均スコア100)は、キャリアが浅いとは思えないほどのバランスの取れたスウィングで、ヘッドスピードも速いゴルファー。
「構えた時にしっくり来るのは、フェースに厚みがある『XD-3』です。強い弾道で距離も一番出ている感じです。自分が使いたいなと思ったのは『XD-5』。ボールが上がりやすく、ストレートな弾道が出やすいです。見た目よりも軽やかな振り感で、やさしさも感じます」(安部さん)
適正弾道に調整できれば、大幅飛距離アップが可能!
伝統の丸顔で、力強く飛ばせそうな「XD-3」と、高弾道で低スピンになりやすい「XD-5」、形状の好みで選べば、それぞれ飛距離と安定感をもたらしてくれそうだ。
強いフックに悩むハードヒッターにおすすめしたいのは、カスタム生産の「XD-7」。低スピン性能がさらに左にいきにくい洋ナシ型ヘッドは、上手くフィットすれば相当の飛距離性能が見込めるだろう。やや丸みを帯びた美しいシェイプで、形状にこだわるベテランゴルファーも満足できるだろう。
「TOUR B」の大きな特徴が、ゴルファーの感覚面に訴えかける洗練された使用感だ。特に、弾き感を持たせつつも球持ちがよく、フェースへの喰いつきを感じる打感は心地良い。ティショットを放てば、より気分が乗って、プレー全体にも良い影響があるのではないだろうか。
月刊GD大試打会のスケジュールはこちら
2017年1月21日(土)ゴルフ倶楽部大樹 瀬戸(愛知県) 0561-85-0101
2017年1月28日(土)江坂ゴルフセンター(大阪府) 06-6385-1551
2017年2月 4日(土)ロッテ葛西ゴルフ(東京都) 03-5658-5600
【参加メーカー】タイトリスト、ダンロップスポーツ、テーラーメイド、フォーティーン、ブリヂストンスポーツ、本間ゴルフ、ミズノ、ヤマハ
【時間】12時~16時
【費用】打席料やボール代は無料
写真/三木崇徳