アプローチが思いがけず寄って、このままいけばチップインバーディ! と、思ったらカップギリギリで止まっちゃった。「風も吹いているし、もう少しで入るかもしれないからもうちょっと待って!」。これって待ってもいいんだっけ?
“ぴょんぴょん”や“フーフー”してはいけません
あと5ミリ……これもう少し待ったら入るんじゃない? なんて状況が起きた時、強い風が吹いていたりしたら待ちたくなるのが人情。カップ近くでぴょんぴょんしたり、フーフーしたりしたくなる気持ちをグッとこらえて、ちょっと待とう。いやいや、そもそも待ってもいいのかな?
カップギリギリで止まったボール、ルールでは待ってもいい?
ここで問題になるのは「ホールのふちからせり出して止まったボールを待てるかどうか」だが、これはルール的には待つことは許されている。では、どれくらいの時間待つことが出来るのだろうか。
「ホールのふちからせり出して止まっているボール」には実は特別なルールが適用される。プレーヤーはホールのそばに近づいてからさらに10秒は待つことが許されているのだ。その間にボールが入れば最後のストロークで入ったこととみなされる。近づいている間や10秒以内に強い風が吹いて入ったらそれでホールアウトという訳だ。
10秒を過ぎてもボールがホールに落ちないとき、ボールは止まったものとみなされる。10秒以上待ってからボールが落ちた場合は、最後のストロークに1打加えなければいけなくなるのだ。
わざと時間をかけてホールのそばまで歩いたりするとスロープレーとみなされて不当の遅延で罰を受ける可能性もあるので要注意だ。
正解出来ただろうか? 風や運に任せずに、自分の力で確実にホールアウト出来るようになりたいものだ。