飛距離をカバーするためのクラブ選び

180センチ、80キロの体格を活かし、レギュラーツアーとシニアツアーの二足の草鞋を履いて活躍を続ける61歳の室田淳。しかしそんな鉄人でも、年齢を重ね、徐々に体力の衰えを感じたとき、それをクラブでカバーするようになったという。

「最近はロフトもライ角も調子に合わせて調整できるから、いい時代になった(笑)」(室田)
「クラブは、構えたときの安心感が得られるものが好きです。具体的には、フェース面がちょっと見えるくらいの形が好み。余分な力が入らずに打てるので、振り抜きがよくなるんです。求める弾道は、強くて直進性がある球。『あ、飛んでいるな』という感覚が出せるドライバーは心強いですね」

形状はオーソドックスなヘッドが好みという
ドライバー「テーラーメイド グローレF2」
3番、4番アイアンの替わりにUTを投入

グリーンを狙うときに計算ができる UT(20度・23度)「ロイヤルコレクション SONARTEC SS-501」
最近は、シニアの試合でもコースの距離が伸びている。そのため、長いパー3で確実に乗せるようにアイアンをUTに替えたという室田。これも飛距離をカバーするためのひとつの方法だ。
「3番、4番アイアンの代わりにUTを入れました。アイアンよりも弾道が高いので、グリーンで球が止まってくれます。220~230ヤードのパー3で多く活躍してくれるんです」

球が上がりやすく、強い球が出る
3W、5W「テーラーメイド M2」

ウエッジは1年に1回のサイクルで替える
50度、52度 「フォーティーン RM」

室田 淳(むろた・きよし)
1955年生まれ。2015年シニアツアー賞金王。当時60歳での賞金王は最年長記録だった。2016年は12試合のレギュラーツアーに出場し、シニアツアー3位の好成績を収める