こんにちは、ケンジロウです。ただいまフロリダのウェストパームビーチに来ております。練習日の最終日である今日(水曜日)はあいにくの天気で午後から雷雨。石川遼くんはお昼頃会場に現れましたが、雷のホーンがなったため、練習を中断し早々に引き上げていきました。
さて、今回ここで紹介する選手はというと、スペイン人のラファ・カブレラベージョです。
彼の名前「Cabrera-Bello」は何と読めばいいのか迷うところですが、スペイン語だと、「カブレラベーリョ」か「カブレラベージョ」と読みます。「カブレラベロー」という表記をたまに見かけますが、それは発音としては間違いですね。ちなみに彼は周りの選手から「ラファ」と呼ばれています。僕もここではラファと呼ぶようにしますね!(^^)!
ラファはスペインのラスパルマス出身。ラスパルマスとはスペインの南西部に位置するカナリア諸島の州都で、彼は自然豊かな島育ちなんですね。アマチュア時代はスペインアマチュア選手権で毎年優勝するなど、輝かしい成績を収めてきました。20歳のとき(2005年)にプロ入りし、2012年にはオメガドバイデザートクラシックで優勝(欧州ツアー)、ワールドランキングも徐々に上がってきました。昨年はスペイン代表としてオリンピックにも出場。ガルシアに次ぐスペインの有望選手として頭角を現してきています。
いったい彼のゴルフ、どこが優れているのか?スタッツを見てみると、PGAツアーの中でパーオン率が現在2位。パーオン率が80.5%もあります。8割はパーオンしているということですね。かなりのアイアン上手だと言えます。
コーチにはこのお方がついているんです。そう、デビッド・レッドベターです。
ラファのスウィングのいいところを聞いてみました。
「彼のスウィングの一番の長所は“グッドスウィングプレーン”だということ。バックスウィングはアップライトに上げて、ダウンスウィングはしっかりプレーンに下ろしている。まさに僕が教えているAスウィングだよ」と半ば自身の理論である「Aスウィング」を宣伝されてしまいました(笑)。ちなみに弊社ゴルフダイジェスト社から彼の「Aスウィング」の翻訳本を発売しています( ..)φメモメモ
それではラファのスウィングを見てみましょう。
確かにダウンスウィングでクラブがしっかりとプレーンに乗っていますよね。このオンプレーンスウィングがパーオン率を物語っているわけですね。足元に置いた鏡で目線をチェックしているのもミソですね。「目線がズレるとスウィング軌道もズレる」(レッドベター)とのこと。
このぐらいのレベルの選手でもけっこうアナログな練習をしているんですね( ..)φメモメモ
写真/姉﨑正