せっかくグリーン手前まで運んだのに、5ヤードの距離から寄らず入らずでボギー。こんなちょっともったいないミスをなくすにはどうすれば良いか。ショートゲームの専門家である石井忍プロによれば「ピンまで5ヤードなら選ぶべきはUTです」とのこと。でもどうしてパターではなくUTなのだろう? アマチュアでもできる簡単寄せテクを教えてもらった!
芝をスキップさせてから転がすほうが距離感がつかめる
「ピンまで5ヤードならパターで打つという方も多いと思いますが、ボクはUTをオススメします。パターは打ち出してすぐ地面を転がるため、手前の芝やエッジにどのくらい食われるかを計算しづらいんです。UTならボールが少し浮いて、芝の影響を受けにくくなります」(石井、以下同)
「距離をコントロールするのは、キャリーよりも、落ちてからどのくらい転がるかの“惰性”で考えたほうが、うんとやさしいんですよ」と話す石井プロ。距離感をつかみやすくするため、あえて球を浮かせているのだ。
ポイント:球を上げようとしない
パターと違い、20度前後のロフトがあるUTは余計な細工をしなくても、勝手にボールは浮く。「浮かせようとしてすくい上げるのは厳禁。腕の三角形をキープして振りましょう」
5ヤードの距離ならUT。普段なら考えも付かないようなクラブの選択だが、実は理にかなっている。UTを使ってベタピンアプローチを決めてしまおう!
(週刊ゴルフダイジェスト2016年3/22号より抜粋)