20ヤード以内は「ここから2打であがりたい」と思う距離だが、それがなかなか簡単じゃない。ショートゲームの専門家である石井忍プロは「20ヤードのアプローチは右手首の角度が崩れないように注意する必要があります」と言う。石井プロに寄せワンを決める簡単テクを教えてもらおう!
20ヤードのアプローチは“右手首の角度”が成否の分かれ目
20ヤードなら使うクラブはSWという人が多い。だが、SWはロフトが他のクラブより大きいので、距離や方向性が安定しない。そんな人たちに石井プロはこう言う。
「SWで距離と方向を揃えるには、ロフトとフェース向きを変えずに振ることが大事です。そのためには、アドレスしたときの右手首の角度をキープしたまま振りましょう」(石井、以下同)
ポイントは手首はゆるめず固めて使うこと。ボールを自分で上げようとして、手先でクラブを振るから、右手首の角度がほどける。「SWが苦手なアマチュアの多くは、フォローで左手首が甲側に折れてしまうんです。手首はゆるめず固めて使うんです」とのこと。
テークバックはインに引かないようにしよう。テークバックはインに引かず、真っすぐ上げるのが正しい。「インに引くとフェースも開いてしまうので、インパクトが安定しません」
フェースは開かず、かぶせ気味に構える。「切り返しのときなどに自然と右手首の角度が深くなってフェースは開きます。少しかぶせて構えることで、インパクトでスクェアになるんです」
「短いアプローチは“難しいことはしない”が原則」と語る石井プロ。フォローの右手首の角度など3つのポイントを気をつけながら、SWでの20ヤードのアプローチをマスターしよう!
(週刊ゴルフダイジェスト2016年3/22号より)