体が流れなければ+20ヤード
飛ばすために左右の体重移動を意識していたという柏原だが、飛距離が持ち味の世界のトッププレーヤーのスウィングを研究して「トップで右足に乗せた体重を左に移動させずに回転している」ことに気がついたという。体重移動せずに、どのように振っているのだろうか?
「体の左サイドをお尻の方に引っ張られるように動かすのがポイント。結果的には、左足が伸びた状態になります。左サイドが回ることで、クラブを下ろすスペースが体の前にできる。クラブを体に引きつけられるから回転力が上がり、スウィングの反復性とエネルギー効率が高まります」(柏原)
たしかに、この左足がピンと伸びた姿勢は、ロリー・マキロイなど世界の飛ばし屋のインパクトを思わせる。柏原の回転力スウィングのポイントをみっつ挙げてもらった。
ポイント 1:ダウンで腰を切り上げる
ダウンスウィングでお尻の左ポケットが後ろに引っ張られるように腰を切る。左足は伸びるのが正解。体の前にできたスペースに腕を振り下ろさせるのでヘッドスピードが上がる。
ポイント 2:クラブは縦に上げる
インサイドにクラブを上げていたのをややシャットに上げて縦に使うようにした。クラブが体の正面から外れないので、ボールにパワーを伝えやすくなる。
ポイント 3:イメージはインパクトもベタ足
「結果的に左足に体重は乗りますが、意識は右足体重のままです。体が流れないので、ボールへコンタクトする入射角度が適正になり、長いインパクトゾーンが生まれます」(柏原)
この内容は、現在発売中の週刊ゴルフダイジェスト3/21号の特集「『オフ』に磨いたプラス20ヤード」から抜粋。女子プロが多数登場し、飛ばすためにやっている練習法を紹介している。女子プロの飛距離アップ術を取り入れて、あと20ヤード飛ばしちゃおう!
(2017年3月9日、誤字のため内容を一部修正)