パー3では当然ワンオンを狙いたいが、短い距離でも意外とミスになってしまう。その原因は“ティの高さ”かもしれない。アイアン・UT・FW、使う番手に応じたティの高さを知って、バーディを狙おう!
ティが高すぎるとミスになる
アマチュアからプロまで幅広く教える小野寺誠プロは言う。
「ドライバー以外のクラブで打つ場合、ティアップは低めが基本です。とくに8番アイアン以下の場合は、地面とボールの間に少しのすき間を作る程度でOK。芝が揃っているときなどはティアップしなくてもよいでしょう」
短いホールはティアップの高さがミスショットの原因になってしまうこともあるのだ。
アイアン・UT・FWのティアップの高さはこれ!
8番アイアン以下はほんのわずかでOK。ボールを乗せるとティが隠れるくらいが正解だ。
7番アイアン~ユーティリティは5ミリ以下のティアップで先が少し見えるくらいに。
フェアウェイウッドは5~10ミリの高さ。ティの先が完全に出ている。
ヘッドを浮かせて打つ練習をしておこう
芝が長く伸びた、ふかふかのティグラウンドでは、芝の葉先とボールの下を揃える程度にティアップする。この場合、ボールの下にかなりの空間があるため、ヘッドを浮かして構え、地面ではなく「ボールの高さ」を振ることが大切。慣れていないとミスしやすいので、普段からヘッドを浮かせて練習しておこう。
見過ごされがちなパー3でのティアップの高さだが、番手ごとにそれぞれ“ルール”がある。しっかりと覚えておこう。
(週刊ゴルフダイジェスト2016年3/28日号より抜粋)