キャビティ内部にスリットを入れた
アンダーカットキャビティとは、アイアンのキャビティ部分に切れ目の入った構造のことで、その分の重量を最適に配分することでクラブをよりやさしくすることができるなどのメリットがある。
![画像: メタルファクトリー「J2」アイアン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/9f759ad4e3c30666046c9f223ff128c9ebf19b31_xlarge.jpg)
メタルファクトリー「J2」アイアン
鍛造で作るのが難しいとされるこの製法を、精密なCNCミルド加工(機械制御の切削加工のこと)によりワンピース鍛造設計で実現したというこだわりのアイアンが、このメタルファクトリー「J2」。
![画像: キャビティの「内部」写真。3本のスリットによりアンダーカット化されている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/86a2d1b8356440cfe018eb8f7bcb504da2996930_xlarge.jpg)
キャビティの「内部」写真。3本のスリットによりアンダーカット化されている
なぜ鍛造にこだわるかといえば、それはやはり打感を追求するためだそうだ。ネックからフェースまでを一体構造とすることで、溶接では出せない打感が得られる。アイアンは工業製品であるという当たり前のことを思い出させてくれる、ニッポンのものづくりという印象のクラブだ。
このアイアン、キャビティ部分だけでなく、トップブレード内部にもスリットが入っている。これにより、徹底的な低・深重心化が図られているという。
![画像: ソール側からトップブレード側を見た図。トップブレード内部にもスリットが入れられて、軽量化が図られている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/aef0303809a68658ed996ed14712ac4e65eb8ca6.png)
ソール側からトップブレード側を見た図。トップブレード内部にもスリットが入れられて、軽量化が図られている
構えた見た目は「グースネック」
また、その「顔」も個性的。スペックを見ると7番アイアンのFP値が「2.5ミリ」となっている。フェースプログレッションとはシャフトの軸線からクラブのリーディングエッジがどれだけ離れているかを示す値で、数字が小さいほどグースネックの度合いが強くなる。
グースネックのメリットはボールのつかまりやすさ。7番で30度と今どきのアイアンならではのストロングロフトであることも合わせて、やさしくつかまえて飛ばせるアイアン、という印象を受ける。
![画像: 見た目はややグース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/70316d4bc076ab76fa787c46c6704e5275ee6eda.png)
見た目はややグース
発売は2017年3月17日。ほかとは違う自分だけのこだわりギアを求める人、注目だ。