余計な力みが原因の振り遅れ
アマチュアゴルファーが苦手とするクラブの上位にランクインするのが、フェアウェイウッドだろう。クラブが長い上に、地面から打つ必要があり、なおかつ飛距離を出したいという欲も生まれるフェアウェイウッドは、ナイスショットが難しい。
たとえトップまで力まずに上がっても、切り返しでボールを打ちにいってしまい、ついつい力が入ってしまうもの。多くのゴルファーがクラブの「タメ」とハンドファーストを意識するあまり、力が入り、結果振り遅れとなりがちなのだ。

振り遅れてしまっている悪い例
トップからリラックスしたまま、クラブを徐々にリリースしながら下ろしてくるのがフェアウェイウッドの基本の打ち方。ナイスショットのためのポイントを内藤雄士コーチに教えてもらおう。
「タメ」を作らずに徐々にリリースする感覚を養おう
「(フォロースルーで)クラブをリリースした状態から、再びトップまで振りもどし、再度、リリース状態までの素振りを繰り返します」(内藤コーチ、以下同)
![画像: [1] クラブをリリースした状態をつくる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/e98ce65c3b73e0303fd377ffb52b1e5443657c71_xlarge.jpg)
[1] クラブをリリースした状態をつくる
![画像: [2] 再びトップまで振りもどす](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/7595f08e26c392da81a0d47c80488e3f4419f6ad_xlarge.jpg)
[2] 再びトップまで振りもどす
![画像: [3] 再度リリース状態へ。この[1]〜[3]の素振りを繰り返す。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/03/16/9cbef5738dc73e92466bcb67af966e96331f9111_xlarge.jpg)
[3] 再度リリース状態へ。この[1]〜[3]の素振りを繰り返す。
「この練習により、タメを作らずに徐々にリリースする感覚をつかむことができます。実際にボールを打つときは、力まず、軽くヘッドを走らせるのがポイントです」
タメを作ろうという意識はミスのもと。力まず振れば、フェアウェイウッドも怖くない!
※レッスン番組「あすゴル!」より

ないとう・ゆうじ 1969年生まれ。日本大学在学中にアメリカに留学。最先端のゴルフ理論を日本に持ち帰ると、丸山茂樹のPGAツアー3勝をサポート。ツアープロコーチの概念を日本に根付かせた。今回の記事は、ゴルフネットワークで放送/配信中の「あすゴル!」より