ヘッドのことだけ考えてスウィング!
曲げたくないホールほど曲がってしまうのは、やっぱりスウィングが原因?
「メンタルの影響でスウィングが変わってしまうんです。実はティショットのミスのほとんどは、力みによるものです」と話す宮瀬プロ。
ではプロは、曲げたくないときはどうしているのだろう?
「とにかくトップで力まないこと。ヘッドのことだけ考えてスウィングするんです。トップでヘッドの重さが感じられていれば、軸も安定するし、力感もコントロールできます」(宮瀬)
最大出力は「7割」。力感をコントロールをして芯に当てよう
ここでポイントとなるのは、ゆるまず、力まない力感で振るということ。宮瀬プロいわく「70パーセント」くらいのほどよい力感で振るためにはどうしたらいいのだろうか?
「100パーセントの力感からの『引き算』で考えず、30パーセントくらいのアプローチの力感から50、70と『足し算』で考えるとゆるみにくいですよ」(宮瀬)とアドバイス。なるほど、アプローチで飛ばそうと力むことはないから、これなら力みが取れそう。
宮瀬プロは、ほかにもほどよい力感で振るためのポイントを教えてくれた。
ポイント 1:インパクト直前に最大出力がくるように振ろう
力感ゼロのトップからダウンスウィングで徐々に加速し、インパクト直前で最大になって、インパクト後にまたゼロに戻るイメージで振ってみよう。切り返し直後、いきなりMAXになるのはNG。
ポイント 2:右サイドに軸を感じよう
曲げずに飛ばす上で絶対的な条件となるのが軸。インパクトまではボールの右サイドに軸を感じてスウィングすることが重要だ。
ポイント 3:フォローではヘッドを背中側に振り抜こう
球を真っすぐ飛ばそうとしてヘッドを目標方向に振り出すと球は曲がる。曲がることを怖れずにヘッドを背中側に振り抜いていこう。
インパクトの瞬間を7割の力感で迎えることができれば、芯にしっかり当たって曲がらない球が打てる。明日からすぐに使える“力感”のコントロールをやってみよう!
(月刊ゴルフダイジェスト2016年5月号より抜粋)