快挙だ。谷原秀人が開催中の世界選手権デルマッチプレーでジョーダン・スピース、ポール・ケーシーなど世界ランキング上位の選手を次々ジャイアントキリング(大物食い)し、ベスト4に進出、これにより世界ランキング50位以内に入ることが確定し、目標としてきたマスターズ出場をほぼ手中に収めた。
大会後の世界ランク50位以内がほぼ確定
谷原秀人は初戦でジョーダン・スピースを破る「大金星」で勢いに乗ると、同組となった池田勇太を撃破するなどして決勝トーナメントに進出。世界ランク16位のポール・ケーシーに、予選で松山英樹を破っているロス・フィッシャーら実力者を相次いで下し、ベスト4に駒を進めた。
PGAツアーが公式ツイッターで「シンデレラ」と形容した現段階での活躍によって得られるポイントを現状の世界ランクに当てはめると、谷原がマスターズ出場資格を得られる50位以内に入るのは確定的。上に引用したツイートは、世界ゴルフランキングを分析しているアカウントのもので、これによると現段階で谷原48位になる見込みのようだ。
次なる相手は世界ランク1位のダスティン・ジョンソン
さて、いよいよ準決勝となるわけだが、その相手は世界ランク1位で現在キャリアハイと思えるほど調子のいいダスティン・ジョンソン。上に挙げたPGAツアーのアンケートでの優勝予想では、64%がジョンソンが勝つと予想し、谷原が優勝すると予想しているのはわずか5%にとどまっている(2017年3月26日11時半現在)。
ジョンソンに勝てばそれはまさしくジャイアントキリング。マスターズ出場という目標を(ほぼ)達成した谷原のさらなる好プレーを期待したい!