お尻を上に引き上げ股関節を入れる
「まず、直立した状態から、お尻(尾てい骨の上辺り)を後ろに引き上げます。そうすると股関節が入ってひざが自然に曲がり、バランスを取る形で足首も適度に曲がります。ここまではほぼ、一連の流れで行うようにしてください」(安楽、以下同)
ベルトのバックルを利用すれば、股関節を“入れられる”
「ベルトのバックルからレーザービームが出ていて、これがボールを照らしているとイメージし、(バックルがボールを向くように)ちょっとお尻を上げれば、ちょうど股関節が入った前傾姿勢を取ることができます」

バックルの面をボールに向けよう
ポイント 1:股関節が入ると捻転差が生まれる
股関節が入る(写真右)ことで上半身と下半身は腰を境に2つのパーツにわかれ、バックスウィングで捻転差が生まれる。

「バックルから出る光は、うまく前傾できないとボールを照らせません」
ただし、股関節が入っていない棒立ちでは上半身と下半身が2つのパーツにならない。上半身・下半身同時に動いてしまうと、ただの回転になってしまうため飛ばない。(写真左)
ポイント2:股関節を入れて前傾姿勢を作る
シャフトを脚のつけ根に当て、押すと股関節が入る。お尻を後ろに引き上げるようにすると、自然に上半身が前傾する。

足のつけ根にクラブをつけ、クラブ“中心”に上半身を傾ける
ポイント 3:テークバックでは右股関節を意識!
股関節が入ることで、ひざと足首にも適度な角度ができる。右足で地面を踏み込みつつ、右の股関節を意識してテークバックする。(写真右)

右足で地面を踏む。右股関節を意識!
股関節が入らず上体が起きている人は、捻転じゃなく上半身と下半身が同時に動く回転になってしまう。体は回るが、パワーを蓄えられない(写真左)。また、スウィング中に「バックルライト」がボールもしくは地面を照らし続けるイメージを持つと、前傾姿勢が保てる。
現在発売中の週刊ゴルフダイジェスト4月11日号の特集ページ「安楽拓也『ひじ前アドレス』で驚異の飛びを実体験!」では、2017年のレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞した安楽拓也の誰でも飛ばせるレッスンが載っている。飛ばしたい人、要チェック!