ルール1:左ひざが伸びる動きでスウィングする
「重要なのは、ダウンスウィングで右ひざが曲がり、左ひざが伸びる動きでスウィングすることです。切り返しが終わったら、一気に左ひざを伸ばし切ります。これにより、クラブヘッドが急激にスピードアップするのです」(南出、以下同)

左ひざはインパクトでほぼ伸び切る。走る動きで振ることで、身体の正面でインパクトできる
ルール2:右ひじはインパクトまで伸ばさない
「また強いインパクトを作るために必須となるのが、インパクトまで右ひじが曲がった状態をキープすることです。右ひじの曲がりをインパクトまでキープし続けることで、シャフトがしなることによって生まれた莫大なエネルギーを、余すことなくボールに伝えることができるんです」

右腕が身体から離れないことで、回転半径が小さくなり、身体の回転速度がアップする
ルール3:下を向いた状態キープ。テコの原理でヘッドを走らせる
「また、下を向いたまま振ることで、インパクト直前にテコの原理が起こります。左ひざが伸びる動きに伴って、左の骨盤が上がります。このとき下を向いたまま回ることで、左肩の位置が上がり、左手グリップも上がります。左手グリップを力点、右手グリップを支点にクラブヘッドが走るわけです」
インパクトからフォローにかけて、クラブヘッドは慣性の力でターゲット方向へ。その引っ張られる力に負けないよう、身体が右に向いて、ヘッド・ビハインド・ザ・ボールの形でバランスが取れるのだ。

しっかり下を向くことで、上体の重さ、クラブの重さをインパクトのエネルギーとして伝達できている
これらができていれば、あなたの飛距離もぐーんと伸びるはず。南出・岡本コンビがスプリント打法のすべてを説明した最新書籍は2017年4月6日発売。さらに詳しく知りたい人、飛距離を劇的に伸ばしたいすべてのゴルファーは、ぜひチェックを。
この記事の内容は、ゴルフダイジェスト新書「そんな飛距離でよく我慢できるねッ!」より。じっくりと理論を読み込みたい人には、こちらがオススメ。