初めて足を踏み入れた「マスターズの町」オーガスタの様子は……!?
アメリカ・アトランタ空港から東へ。国道20号に出て「ロード・オブ・オーガスタ」の看板をくぐり、130マイルほど、ひたすら真っすぐ走る。
「ボビー・ジョーンズEXP.」の看板をくぐって少し走ると、オーガスタの街に入る道への出口だ。オーガスタの町に入るといたるところに「Golf Traffic(ゴルフ用レーン)」の看板が……。いよいよゴルフの聖地にやってきたのだと実感が湧く。
豪華な住宅の入り口には、マスターズの旗が掲げられ、その多くは、世界中のプロや関係者、ギャラリーたちに貸し出される。レストランの机には、ゴルフボールの花束が飾られ、「誰が優勝するか」のベット募集看板が張り出される。
人々は皆、ウキウキしているように見え、全員がゴルフの祭典に酔う楽しみを共有する仲間として、目で会話する。「俺たち、サイコーのゴルフトーナメントにいる幸せ者だ~」と。
マスターズが行われるこの1週間、オーガスタは、ディズニーランドに負けないアミューズメントゴルフパークに変身するのである。
取材陣が使うメディアセンターは豪華ホテルのよう
マスターズトーナメントへの入り口として、われわれ取材陣はまず、メディアハウスに入る。そこで原稿を書いたり、選手の記者会見を開いたりするのだが、今年からそのメディアセンターが新しくなった。今までとは別の場所に、新しく建物をつくったのだ。
私にとってはすべてが初めての体験。メディアの取材引換証を渡し、一歩足を踏み入れた瞬間、目の前に白亜の豪華な建物が現れた。「選手のクラブハウスですか?」と聞くと、何とここがメディアセンターとのこと。
そのなかは、豪華ホテルのようで、記者席の前の大きなガラスからは、選手たちの練習場風景が見られ、松山英樹のショットは、ガラスに届きそうだ。ダスティン・ジョンソンやバッバ・ワトソンなら、ガラスが割れかねない。
レストランに行けば、若い白人の方が最高のおもてなしをしてくれる。と、自慢にとられかねないが、これもマスターズトーナメントのだいご味、オーガスタの“お金持ち”ぶりなので、ここに記す。
30年ここに通っているカメラ面&記者は「すごすぎてクラクラする。史上最高だけど……昔も懐かしいな」とつぶやいた。
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