最高難度の16番。ボギーで上がって「彩香に1アップ」なるか……!?
葛城GC山名Cの16番は425ヤードのパー4。打ち下ろしとはいえ、距離があるうえに左右OB。大会4日間の平均スコアも「4.4556」と最高難度だ。渡邉彩香プロはここで「6」を叩き、首位に2打差をつけられてしまった。ここをボギー以内で上がれば、週刊GD編集部員Kの1アップとなる。
1打目は風に弱いスライスで右ラフへ。残りはまだ210ヤードだが、3Wで果敢に狙う。ボールはグリーン方向へ。打った本人にも見えていなかったが、行ってみるとなんとグリーンオン! 長~いパットを刻み、刻み……ギリギリのボギー。でも勝ちは勝ち!
「1アップ」で迎えた美しい池越えの17番の結果はいかに!
続く17番は、美しい池越えパ-3。175ヤードと距離があるが、風はフォロー。グリーンも止まりにくいので「160ヤードまでにしてください」とキャディさん。普段なら5番か6番アイアンだが、この日のためにヤマハの「UD+2アイアン」を仕込んできた。“2番手飛ぶ”アイアンだから、8番アイアンで届くだろう。
バーディを獲って、早々に勝負を決めてやる! と意気込んで打った球は、ピンに向かって一直線。そして、根元にズドン! コロコロ、グリーンオーバー……。え? 9番でよかったの?? なんだかんだでダボ。とほほ。勝負はイーブンで最終ホールへ。
最終ホールは伝家の宝刀、ヤマハ「UD+2」でいざ勝負!
18番は、527ヤードのパー5。渡邉彩香プロはバーディだから……バーディを獲らないと負ける! 俄然力んだティショットは引っかけ気味で、左ラフ。残りはまだ300ヤード近い。少しでも距離を稼ぐため、3Wを振り抜くも、大ダフリ! 3打目はまだ170ヤードの打ち上げ……万事休すか。
しかしここで伝家の宝刀、ヤマハ「UD+2」。普段なら5番アイアンだが、7番アイアンでいいのだ。うーん、気がラク♪ いざ、勝負の第3打!
パキッ。げっ、ハーフトップ! 入れるしかないアプローチもピンに届かず、ゲームセット。敗れはしたが、昨日の試合に勝るとも劣らない名勝負であった……と、思うのは自由。
トーナメントと同じ条件で、しかもプロの試合を見た翌日にラウンドするという貴重な機会をいただき、改めてプロがどれだけ凄いことをやっているかがよくわかった。
「勝手にマッチ」に勝手にご登場いただいた渡邉彩香プロにもお礼を申し上げます。ちなみに1ホール目から勝負していたら10ホール目で負けていたんですけどね(とほほ)。
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