ついに今夜開幕するマスターズ。取材に訪れている週刊ゴルフダイジェスト編集部員が現地情報をレポート。第五回は、開幕直前のオーガスタ・ナショナルGCの様子をお届け!

マスターズ観戦者たちは思い思いに楽しむ

オーガスタの芝はまるで人工芝のように密集していて、歩くとフカフカして気持ちよい。お天気がよいと、ゴロゴロ転がって遊んで怒られる子どもを見かけるが、大人の楽しみは青空のもとでのビアータイムだ。地元の軽めのビールを片手に観戦している人がたくさんいる。

画像: オーガスタナショナルGCのコース管理風景。毎年、この4日間のために完璧に整備される

オーガスタナショナルGCのコース管理風景。毎年、この4日間のために完璧に整備される

なかには、カップを10個くらい重ねている人も。健全な立ち飲み場なのである。だからと言って、大騒ぎしているような人はひとりもいない。あくまで、珠玉のプレーを見るため、そのお供にぐいっとひっかけ、気分を上げていくわけだ。そして皆、このカップはゴミ箱には捨てない。お土産として持ち帰る。

また、コース内を移動するときは、決して走ってはならない。マナー違反で注意されることもあるくらい。そう、ここでは、ゴルフをゆったり品よく楽しむ、ゴルフを愛する心持ちが試されるのである。

マキロイのドライバー探し再び⁉

現地時間4月5日(水)は、練習ラウンド最終日。優勝候補のローリー・マキロイも、朝早くからスペインのかつての神童、セルヒオ・ガルシア、カナダの期待の男、アダム・ハドウィンとラウンド中。

15番ホールのティグラウンドにくると、欧州の先輩後輩はそれぞれ自分のドライバーを打ったあと仲良く交換、マキロイは「テーラーメイド M2」を、ガルシアは「キャロウェイ GBBエピック」を試し打ちした。

マキロイは「これイイね」とニヤッとしたが、ガルシアは「ふーん……」。2017年1月のドバイでドライバーを探して探して試打しすぎて疲労骨折を患ったマキロイ。生涯グランドスラムがかかるオーガスタで、再びの……には気をつけてね!(つづく)

週刊ゴルフダイジェスト4/18号(2017年4月4日発売)では、マスターズの特大号として、松山英樹やダスティン・ジョンソンなど優勝候補たちのギアを特集。詳しくは、週刊ゴルフダイジェストをチェック!

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