11番をホールアウトしたゴルファーに、「金閣寺」が待っている
上の写真をご覧いただきたい。これは京都で撮った写真ではなく、男子ツアーの開幕戦の舞台、東建多度CC名古屋の13番ホールで撮った写真だ。この金閣寺を模した建物の名は「碧層庵(へきそうあん)」。目にも麗しいこの建物、実はコースの“茶店”なのだ。
驚くのはまだ早い。実はこのコース、他にも驚くべきポイントがいくつもある。たとえば17番ホールのティグラウンド地点。
美しい石で囲われたティグラウンドだけでも目を引くが、そこにさらに石庭が出現。石庭とは石だけで自然を表現したものとされるが、それがゴルフ場の中にあるというのがなんともビジュアル的にすごい。
ティグラウンドつながりで言えば、11番ホールのバックティも注目だ。なんと、“浮島グリーン”ならぬ“浮島ティ”。ここは是非プレーしてみたい!
イルミネーションに足湯にヘリの「格納庫」!?
このように、「ひとつあるだけでそのコースの看板になるような名物」が3ホールにひとつずつくらい出現するのが東建多度CC名古屋のすごいところだ。しかも、コース内だけでなく、クラブハウス周りにも“仕掛け”がいっぱい。
まずなんといってもクラブハウス前のイルミネーションだ。宿泊設備も充実した同コースならでは、夜でも宿泊客の目を楽しませようという工夫だ。気合いの入り方がすごい。
ヘリコプターの「格納庫」もある。高級コースにはしばしばヘリポートがあるものだが、ヘリの「格納庫」があるゴルフ場はなかなかないのではなかろうか。
クラブハウスを出るとすぐにあるのが「手湯&足湯」。開幕戦の季節はまだまだ肌寒い。そんなとき、気軽に暖まれる手湯・足湯はなんともありがたい。練習グリーン脇に設置。
ロッカー脇では孔雀がお出迎え
さすがにそろそろネタ切れだろうと思われるかもしれないが、さにあらず。クラブハウス内、ロッカーの脇の吹き抜けスペースでは、孔雀など希少で美しい鳥がお出迎えしてゴルファーの目を楽しませてくれる。
ほかにも注目すべき点は多々あるが、ひとまずこれくらいにしておこう。まだ行ったことのないという方、このコースは是非一度訪れたほうがいい。極端なことを言えば、ゴルフをプレーしなくても楽しめる(天然温泉もあるし)というほど、ちょっとほかにはない特徴が際立ったコースだ。