ぶっ飛びルーキーが青木&ジャンボと同組に!
2017年の男子ツアー開幕戦・東建ホームメイトカップ で初日首位に立った星野陸也。現在20歳の星野と、74歳の青木、70歳のジャンボ尾崎との年の差は「半世紀」。
レジェンド2人との組み合わせに、試合を翌日に控えた星野は、「組み合わせを聞いたときは、正直、自分で良いのかとびっくりしました。でも考えたら、一生に一度、あるかないかというようなことなので、良い思い出になるようなことなのかなと思っています」。
2人と50歳以上離れている星野にとって、青木、尾崎は“同時代”の存在というには年齢差がありすぎるようだ。
「そこまで話をしたことがないんですけど、でも青木さんは今日(4月26日)話をした時はイイ感じで、ジャンボさんも一回話したら面白くて。やっぱり二人とも凄い人で、ここまでゴルフ界を支えてこられた人で、すごい実績を残してこられた方ですよね」(星野)
2人の全盛時代を見ていない星野にとって、青木と尾崎の2人はYouTubeの中の人だ。
「(ゴルフのプレーの凄さは、実際に見てはいないので)詳しくは分からないんですけれど、でも人から話を聞いたり、YouTubeなどの動画サイトも見たりして知っています。ビックリするようなショットとか、テクニシャンの部分を見てみたいです」と期待を膨らませた。
ドライバーの平均飛距離300ヤードの星野陸也からすれば、映像で見たレジェンド二人は“テクニシャン”ということなのだろうか。
ジャンボとの飛ばし対決では真っ向勝負を挑みたい
「自分(の持ち味)は飛ばすという感じなので、ジャンボさんも昔は飛ばしていたと思うので、飛ばすときは負けないようにしたいと思います」と、飛ばし対決では真っ向勝負を挑むつもりだ。
それにしても、星野は20歳にしてやけにクールというか泰然としている。
周囲が大御所2人との対決に大騒ぎをしているのを尻目に、「まあ、自分は悪いようには考えないようにしています(笑)。それに、もう回ることが決まっているわけだから、何を言ってもしょうがないと思うので。どうせ回るなら、人生の思い出になるようにしたいと思います」。星野は2人との対決を楽しみに、初日(4月27日)を迎える。
(文/古屋雅章 撮影/有原裕晶)
※2017年4月27日9時45分、一部内容を修正しました