どのクラブも“つかまりすぎない”ことが大事
開幕から好調をキープし、何度も優勝争いに絡む活躍を見せている藤本佳則。彼のクラブへのこだわりは、“フェースの向き”だと言う。
「ほぼすべてのクラブ、フェースの向きはストレートからややオープンで、つかまりすぎるイメージが出ないヘッドにしています。この本間のドライバーは構えたときにフェースが少し逃げて(開いて)見えるように、シャフトを少し右から入れてもらっています。ヘッドの大きさは大きすぎず、自分で操作できるイメージが出せるものが僕には合っていると思います」(藤本)

ドライバー「HONMA TW727 455S PROTO」(9.5度)

「ドライバーと同じでフェース面を少し逃がして、思い切り振っていけるヘッドにしています」3W「HONMA TW737 FW」、UT「ツアーステージ X-UT」
アイアンのこだわりはトップブレードの“厚み”と顔の“大きさ”
アイアンに関しては、トップブレードの厚みに藤本なりのこだわりがある。
「アイアンのトップブレードが薄いと、球が吹き上がるイメージが出てしまうので、トップブレードは厚めにしてもらっています。構えたときにトップブレードの厚みを感じることができると、僕のなかで強い球が打てるイメージが出せるのです。ただし、厚すぎるとヘッド自体がポテッと見えてしまうので、ヘッド自体は大きすぎないものを好んで使っています」(藤本)

「顔はシャープで厚みが大事」というアイアン。3I「HONMA TW-PROTO 」、4I~10I「HONMA TW727 Vn

「オーソドックスな形のヘッドが好き」というウェッジ。10I「HONMA TW727 Vn」(46度)、「HONMA TW-W」(52度)、「フォーティーンRIMウェッジ」(60度)

大学生の頃から使用。「とくに形にこだわりはなく、結果がいいので使い続けています」(藤本)。「オデッセイ 2ボール ブレード」
クラブ選びが、今季好調の一因になっていることは間違いない。優勝を手にする日ももうすぐそこだろう。
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