やさしいクラブの代名詞ともいえるユーティリティ(UT)だが、実はアイアンは得意だけれど、UTは苦手というゴルファーは少なくない。そこで立ち上がったのが、米山剛プロ。やさしいUTをやさしく打つための方法を聞いてみよう!

アイアン好きはボール位置に注意して横から払い打つ!

アイアン好きのUT嫌いによくでるミスといえばダフリに引っかけ。その対処について、米山プロは「上からヘッドを入れるタイプの人が多いので、ボールを横から払い打つイメージが大切」と話す。

ダフリたくないと、ゴルファーはボールを右足寄りに置きがち。だが、あえて体の左側にセットするのが成功の第一歩だ。

「ボールを左に置いたら、無理にクリーンに打とうとしないこと。当てにいって頭が左に突っ込んだら、入射角が鋭角になり大ダフリするだけです。ボールが左にあっても、頭を残して払い打つのがコツです。左右5対5のバランスで構えます。体重移動を使わず、その場で体を回転させてボールの横面を打っていきましょう」(米山、以下同)

画像: 体を起こさず、手元を低く。横からヘッドを入れるイメージ

体を起こさず、手元を低く。横からヘッドを入れるイメージ

UTはパー3のティショットで使用するケースも多くある。その場合は、ティの高さに注意が必要だと米山プロは言う。

「大切なのは、いかに自分のショットをしやすくするかなんです。アイアン好きは払い打ちの意識で5ミリの高さでティアップのほうが打ちやすいはず。1センチ以上の高いティアップはスウィングを崩しますので注意」

画像: 5ミリくらいに設定。払い打ちでもヘッドが下を抜けない高さに

5ミリくらいに設定。払い打ちでもヘッドが下を抜けない高さに

どんな場面でも重宝できるユーティリティ。得意クラブのひとつにしておけば、一気に今のスコアを伸ばすことができるだろう。

米山剛(よねやま・つよし)1965年3月15日生まれ、神奈川県出身。ツアー3勝。2015年からシニアデビュー。

(週刊ゴルフダイジェスト2016年5/24号より抜粋)

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