これは都内の某ゴルフショップのボール棚の写真。様々なメーカーのボールが多数ラインナップされているなかにポッカリと空いたスペースが。なんだろう? と思ったら、マスターズチャンピオンが使っていた“あのボール”でした。
ガルシアが使用するテーラーメイド「TP5」が……
2017のマスターズを制したセルヒオ・ガルシア。ジャスティン・ローズとの一進一退の攻防も含め、ゴルフファンに鮮烈な印象をもたらしたその勝利から1月以上が経過したが、その“余波”はまだ続いているようだ。
下の写真は都内某ゴルフショップのボール棚を撮影したもの。そこだけポッカリと空いているスペースは、テーラーメイドのボール「TP5」が置かれていたスペース。このボールこそが、ガルシアがマスターズを制したときに使用したボール。
マスターズ以降売れに売れ、ついに在庫切れになってしまったというのだ。
「アイアンの飛距離が伸びる」がウリのボールだ
TP5は2017年に発表されたニューボール。テーラーメイドならではの5層構造で、ロングショットでのスピン量が少なく、とくにミドルアイアンの飛距離が伸ばせるのが魅力のモデル。
ダスティン・ジョンソンやジェイソン・デイ、新たにテーラーメイドと契約したロリー・マキロイらは兄弟ボールの「TP5x」を使用するが、今年のマスターズでプレーオフを争ったジャスティン・ローズとガルシアはともに「TP5」ユーザー。マスターズ効果は凄まじく、売り場から一瞬で姿を消したというわけだ。
テーラーメイドというとなんといってもウッドクラブのイメージが強く、ボールメーカーという印象は薄い。しかし、実は世界のトップクラスの選手が軒並みボールを含めた使用契約を結び、実際に使用していることからも、その性能はお墨付き。
実際、マキロイも、テーラーメイドとの契約に至った決め手はボールだと語っている。
まだまだ勢いが続きそうな「ガルシアボール」。街で見かけたら、とりあえず買っておくのが吉、かも。