「関西オープン」で初優勝を挙げた今平周吾。165センチ60キロと小柄ながら平均飛距離292.06ヤードを飛ばす秘密は一体どこにあるのか!? そのスウィングを、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が解説。

正確なインパクトを生む前後の不動の左のひざ

165センチと小柄ながら、平均飛距離は290ヤード超と飛ばし屋で、ショットも正確な今平周吾選手。彼のスウィングで注目したいポイントは左ひざです。まずは、ダウンスウィング以降の連続写真を見てみてください。

画像: 切り返しからインパクト後まで動かない不動の左ひざ

切り返しからインパクト後まで動かない不動の左ひざ

ハーフウェイダウンから、インパクト、フォローに至るまで左足が五寸釘で打たれたように微動だにしていないですよね。これはしっかりと地面を踏みしめている証拠。しっかりと大地を踏みしめることで、左へ流れることがなく(左の壁がしっかりとできて)、それがインパクト以降の振り抜きのよさにつながっています。

下半身リードは左ひざから

アマチュアの方、特に切り返しで上体が突っ込んでしまい、カット軌道になってしまう方は、ぜひ今平選手のスウィングを参考にしてもらいたいと思います。とくに真似してもらいたいポイントは、トップでやや内側にはいった左ひざを左足の上まで戻す動きです。アドレスの位置よりも、さらに外側にはみ出すくらい、今平選手は左ひざを動かしています。

この動きを意識することで、自然と下半身リードで切り返せるし、上体が突っ込むことも防いでくれます。あとはインパクト後まで左ひざの位置を変えないように意識すれば、しっかりと左足に体重が乗り、フィニッシュまで振り抜けるようになると思います。

画像: トップから左ひざを動かす意識で上体を開かずに下半身リードで打てる

トップから左ひざを動かす意識で上体を開かずに下半身リードで打てる

今平選手はまだ24歳。高校を中退してアメリカに武者修業に行く行動力とガッツを併せも血、高校時代は一学年上の松山英樹をくだして日本ジュニアに勝つなど、身長165センチと小柄ながらスケールの大きい選手。これからどんどん世界の舞台に打って出て、活躍してもらいたいですね。

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