2017年の今季、中京テレビ・ブリヂストンレディスで3年ぶりの優勝を手にした上田桃子。クラブをあまり替えないことで有名な彼女が、今年一大決心をしたという。そんな彼女のクラブに対する心境の変化と好調を支える14本のニューセッティングとは?
「感性」よりも「オートマチック」に打てるパターへチェンジ
3年ぶりの優勝を手にした上田桃子。クラブをあまり替えないことで有名な彼女が今年、大きな決断をした。それは、17年間使っていたピンタイプのパターをマレットタイプに替えたことだ。
「昨年はショートパットが決まらず苦しみました。自分の感性をできる限り活かして打っていましたが、その感性が少しだけ鈍ってきたんです。そこで、オートマチックに打てるパターにしてみようと。ショートパットはすごくよくなりましたが、今度はロングパットが合わなくなったり……。慣れるのはそう簡単ではありませんでした」(上田)。
そんな彼女だが、優勝を決めたブリヂストンレディスの最終日前日には、こんなことを漏らしていた。「マレットタイプがどれくらい自分にマッチしているかは正直わからない部分はあります……。でも、あまりころころ替えるのは好きではないので、信じてやりたいと思います」
ウッド系はすべて「EPIC(エピック)」に
ドライバーは、キャロウェイの「GBB エピックスター」を使用。弾道が強くなり、飛距離がアップ。その結果、2打目のクラブ選択が変わり、マネジメントにも変化が出るようになったという。
ドライバーの流れで、フェアウェイウッドもエピックに変更。こちらも「飛距離の恩恵を大きく受けている」と上田は話す。
パターに関しては、まだマレットタイプが上田に完全にはまっているわけではないようだが、この優勝がきっと何かのきっかけになっているはずだろう。
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