10.5度にすることで、飛んでやさしいクラブになる
実は週刊ゴルフダイジェストの6月6日号で「外ブラは10.5度が飛ぶ」というウワサ検証企画をやり、そこで917D2の10.5度の評価がとても高かった。
「それもあって、今回の深追いテストとなったのですね。構えてみると、『やさしそうな構えやすい顔』が第一印象です。ヘッドが薄くて大きく、いかにも上がりそうです。やさしいクラブにありがちな左向きじゃない点もタイトリストらしくて好印象です。HS40m/sをイメージして打ってみましょう」(今野、以下同)
球筋がストレートからドローで揃っている。
「ドライバーは飛ぶのが一番ですが、打感も大切ですよね。インパクトでボールがフェースに乗った上で、そこから弾き返す感覚が伝わります。このヘッドスピードで初速61m/s超えはスゴイ!10.5度のおかげでつかまりの良さも最高レベル。10.5度のメリットは大きいですね」
続いては、打点を左右にずらしてチェック。
「ヒールに当てても、打感が硬くならず弾いているのが伝わります。ギュンと曲がるヒッカケになると思いましたが、真っすぐ行きました。HS41m/sのヒールで、こんなに飛べば十分。トウ打点は大きなドローでランも出ました」
ちなみに今野プロによれば、このクラブを打ちこなすには、ボールは内寄りにし、体の回転で振るのがコツ。「ドライバーのボール位置は『左足の前』の人が多いですが、D2(10.5度)ぐらいつかまりがいいと、左足の前からボール1個半ほど右に寄せて、体を揺らさず回転で打ったほうが飛びます」
この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト6/20号の「ギアプロファイリング Special 917D2の10.5度は“誰にでも”飛ばせるタイトリストだった!」より抜粋。本誌ではさらに多角的に検証しているので、そちらもチェックしよう。
お問い合わせ/アクシネットジャパンインク<タイトリスト>titleist.co.jp