ドライバーは左に行きそうな感じがしないことも重要なポイント
いまや女子ツアーの顔ともなりつつある松森彩夏。彼女は、気持ちよくふったときに、自然とドローが出てくれるクラブを好んでいるという。
「基本的にボールのつかまりがよくて、自分でつかまえにいかなくてもいい点が気に入っています。ただ、構えたときの顔は重視しているので、左に行きそうな感じがしないことも重要なポイントです」(松森)

「飛距離で悩んだことがない」という松森。低スピンで直進性の高い弾道でキャリーとランが期待できる。ドライバー「グローレ F2」

地面からでもボールが上がりやすく、キャリーでピンポイントに狙っていける。弾き感が絶妙で打感もいい。3W、5W「テーラーメイド グローレF」

普通に打てば高弾道でグリーンを上から狙うことができ、風が強い日はライン出しもできる万能クラブ。4UT、5UT「テーラーメイド ジェットスピードレスキュー」
操作性の高いクラブがお気に入り
松森のプレースタイルは、ドライバーでアグレッシブに打って、ピンを狙えるときはどんどん攻めていく。それを成立させるためにはアイアン選びも非常に大事だ。
「ヘッドは小ぶりなものが好みで、あとは打ったときの手に伝わる感触がいいものが好きですね。操作性の高いクラブを選ぶ傾向はあると思います」(松森)

低重心で少々来駕悪くてもボールをうまく拾い上げることができる。ずっしりとした重い打感が特徴。アイアン#5I~PW「テーラーメイド P770」
テーラーメイドのP770アイアンは構えた感じはかなりのアスリートモデルだが、実際に打ってみると意外とボールは上がりやすい。適度なスピン量が確保されるので、弾道をしっかりコントロールすることができる。そのため、「ピン位置や風などに対して、球筋を操作できる点が気に入っている」(松森)とのこと。

地面にピタッとソール面が吸い付くような感覚で構えることができる。結果、低く長いストロークが生まれるというパター「オデッセイ ミルドコレクション #2M」
自分の感性を重視しているだけに、松森がクラブを替えることはよほどのことがない限りなさそうな気がする。今季初優勝の日も近い!?
詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2017年6/20日号「pro's spec」をチェック!